桐光学園・安達壮汰投手が12被安打も完投勝利、阪神など5球団視察

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来年に向けた戦いも佳境を迎えている。センバツ出場がかかる秋季高校野球の関東大会では、桐光学園が霞ヶ浦に4-2で勝利、プロ注目の安達壮汰投手が苦しみながらも完投した。

阪神など5球団視察

この日、開幕した関東大会には、早くも来年のドラフト候補として注目される投手が登場する。その中の一人、桐光学園の143キロ左腕・安達壮汰投手が先発すると、同じく左腕の注目選手の一人、霞ヶ浦の138キロ・山本雄大投手と投げ合った。

試合は2回に桐光学園が3点を先制したものの、安達投手は「力が入らなかった」と最速が136キロにとどまり、1回から6回まで毎回ランナーを許した。しかし、球速だけでなく、すでに2年時にはエースとして投げている安達投手は、制球力や粘りも抜群で、ランナーを出してからもインコース、アウトコースに制球して打ち取った。結局点を失ったのは5回と9回に1失点ずつに抑え、4-2で勝利した。

安達投手は「今までで一番調子が悪かった。でもムキにならずにいけたのが良かった」と話して最後の打者を打ち取るとガッツポーズを見せた。これでベスト8入りし、あと1勝すれば来年春のセンバツ出場当確となる。

ドラフト会議から2日後だが、この日は阪神など5球団のスカウトが訪れ、阪神の吉野誠スカウトは「ひと冬越えてどこまで伸びるか楽しみ」と評価した。阪神は今年、創志学園の西純矢投手、履正社の井上広大選手など注目の高校生をドラフト1位2位で指名し、神奈川の横浜・及川雅貴投手と東海大相模の遠藤成投手を3位4位で相次いで指名した。また来年もこの神奈川の左腕・安達投手に注目をする事になるか。

関東では千葉の木更津総合・篠木健太郎投手、埼玉の埼玉栄・内田了介投手と共に、神奈川のこの安達投手も注目される。また常総学院の150キロ右腕・菊地竜雅投手と筋の良い一條力真投手、横浜高校の松本隆之介投手と木下幹也投手、栃木の国学院栃木・神山陽登投手、上背はないものの149キロの速球を投げる東海大菅生の藤井翔投手なども注目される。

2020年度-関東のドラフト候補リスト

5球団のスカウトが視察し、阪神の吉野誠スカウトは「ひと冬越えてどこまで伸びるか楽しみ」と評した。春は19年ぶり、春夏では7年ぶりとなる聖地当確まであと1勝。「次も踏ん張りたい」と安達は力を込めた。

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