来年も履正社の年に

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今年、夏の甲子園で初優勝を成し遂げた履正社、プロ野球でもOBの山田哲人選手が侍ジャパンでプレミア12決勝で逆転3ランを放ち、世界一に輝いた。この日、履正社高校は年内の練習を終えた。

来年も履正社の年になるか

今年の履正社高校はセンバツから優勝候補だった。左腕エースの清水大成投手が145キロの速球を投げ、捕手の野口海音選手は強肩ももちろん打撃も素晴らしく、4番に座る井上広大選手はセンバツ注目のスラッガーだった。しかし、センバツでは初戦で奥川恭伸の星稜と優勝候補同士の対戦となり、その奥川投手に17奪三振を喫してしまう。

しかしそれが夏へ大きくジャンプアップさせた。桃谷惟吹選手、西川黎選手が成長し、池田凛選手、小深田大地選手、岩崎峻典投手といった2年生も中心選手となった。夏の甲子園では霞ケ浦の鈴木寛人投手、津田学園・前佑囲斗投手、関東第一の谷幸之助投手、土屋大和投手、明石商の中森俊介投手といったものすごい投手たちを次々と攻略し決勝戦に勝ち進むと、決勝の舞台では星稜とのリベンジの舞台が用意されていた。

その決勝戦でセンバツに17奪三振完封を食らった奥川恭伸投手に井上選手がホームランを浴びせるなど11安打で5点を奪い、見事にリベンジを果たし、夏の甲子園初優勝を飾った。自らの力で履正社の年にした。

そして来年も履正社の年にする。井上、野口、桃谷など3年生が抜けるものの、優勝を経験した池田、小深田、岩崎が残る。また、捕手では関本勇輔選手が成長し、プロも注目する存在となった。秋の大会は大阪大会は決勝で大阪桐蔭に、近畿大会は準決勝で天理に敗れるなど、まだチームは完成していないが、関本選手は「先輩達がどう変わったのかを1年を通して見ることができた。僕たちがそれを伝えたい。経験を生かして引っ張っていきたい」と話す。

岡田監督も「去年の秋と、今年の秋の近畿大会でベスト4まで行ったのを比べると、同じベスト4でも、今の彼らの方が今までにない打率、数字を残している。時間の短い中でようあそこまで行ったとも思う」と話し、今年のチームにも十分手ごたえを感じている。

そして履正社の年にするには、プロ野球に進んだOBの活躍も期待される。まず侍ジャパンとして東京オリンピックに出場する事が確実視される山田選手には、金メダルを獲る活躍を期待したい。そして、千葉ロッテの安田尚憲選手には、今年の東京ヤクルト・村上選手のような大ブレークが期待される。

令和は履正社の時代と呼ばれるような、活躍を続けてほしい。

履正社高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

今春選抜大会では初戦で奥川擁する星稜(石川)に敗れたが、夏は決勝でリベンジ。春夏ともにベンチ入りしていただけに「先輩達がどう変わったのかを1年を通して見ることができた。僕たちがそれを伝えたい。経験を生かして引っ張っていきたい」と話す。徹底的な走り込みで太もも周りは夏から5センチアップして、65センチに。「二塁送球で蹴る(右足の)力が強くなった感じはある」。強く意識する盗塁阻止率のさらなる向上に向けても、地道な努力を重ねている。

 

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