2021センバツ出場、常総学院の注目選手

高校野球ドラフトニュース 2021年ドラフトニュース

センバツ大会に出場するチームで、個人的に注目したい選手を紹介します。今日は常総学院高校。

常総学院の注目選手

注目度A:必見・見ないとヤバイ、注目度B:成長をチェック、注目度C:素質をチェック

注目度A:大川慈英投手

昨秋はリリーフでの起用となったが、高めにも低めにも伸びていく146キロの速球は真っ直ぐで空振りを奪える勢いがあり、特筆すべきものがある。東海大甲府戦では6回1安打無失点と手のつけられないピッチングをする。

注目度B:秋本璃空投手

しっかりとした下半身があり145キロを記録、変化球もしっかりとコースへ決めることができ、非常に安定感がある。ストレートを中心に強気な投球を見せ、昨秋は56回を投げて54奪三振と変化球で三振を奪える。

注目度B:田邊広大捕手

遠投110mの強肩で、セカンドまでしっかりとした送球ができる捕手。打撃でも秋は6番バッターで37打数18安打、打率.486を記録し確実性の高さを見せる。

注目度B:三輪拓未内野手

中学時代にボーイズの日本代表選手。遠投103mの強肩遊撃手で、50m6.2秒の足を使いスピードとパワーを併せ持った選手。

注目度B:坂本駿投手・2年

180cm88kgの本格は右腕で1年秋に145キロを記録している。まだ登板は少ないが、甲子園のマウンドに登ったら、必ず見てみたい投手。

注目度B:伊藤地宏投手・2年

中学時にボーイズで全国制覇をした左腕、キレのある球を投げる。鈴木昭汰投手のような存在になれるか期待。

注目度C:伊藤琢磨内野手

170cmの三塁手で2番を打ち、関東大会で16打数9安打6打点の活躍。遠投100mの肩と50m6.0秒の俊足で、攻守でチームに貢献する。

注目度C:宮原一綺外野手

185cm80kgの大型外野手、打率を残せる選手で昨秋の関東大会では1番を任された。盗塁も決められるセンスがある。

注目度C:中村蒼外野手

180cmの外野手、50mは6.4秒とそれほど速いということはないが、肩もしっかりあり、外野で広い範囲をカバーする。

注目度C:小野悠人外野手

遠投110mの強肩外野手、打撃でも力強さがあり、更に磨いてゆきたい。

チーム

チームのホームラン数が少なく、島田監督は打線は水ものとセンター返しを徹底させている。秋は打順を試行錯誤し、パンチ力ある宮原選手を1番、伊藤選手を2番に起用して、3番・三輪選手につなぐ打線となった。田邊捕手、三輪遊撃手、中村選手のセンターラインがしっかりとしており、守りでスキを見せない。

投手力は関東随一。140キロ中盤を投げる秋本投手と大川投手のリレーで、タイプの違う右腕という事もあり、二人でつないで勝ち進んだ。坂本投手、伊藤投手の2年生コンビも出てくれば、更に万全となりそうだ。

投手が2点までに抑える力があり、打線は長打は少なくてもセンター返しで7,8点を奪ってくる。島田監督がプレーした横浜ベイスターズの1997年、1998年のマシンガン打線を思わせるスタイル。ただし、チームのスタイルは投手を中心とした守りの野球だ。

常総学院高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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