センバツ大会に出場するチームで、個人的に注目したい選手を紹介します。今日は常総学院高校。
常総学院の注目選手
注目度A:必見・見ないとヤバイ、注目度B:成長をチェック、注目度C:素質をチェック
注目度A:大川慈英投手
昨秋はリリーフでの起用となったが、高めにも低めにも伸びていく146キロの速球は真っ直ぐで空振りを奪える勢いがあり、特筆すべきものがある。東海大甲府戦では6回1安打無失点と手のつけられないピッチングをする。
注目度B:秋本璃空投手
しっかりとした下半身があり145キロを記録、変化球もしっかりとコースへ決めることができ、非常に安定感がある。ストレートを中心に強気な投球を見せ、昨秋は56回を投げて54奪三振と変化球で三振を奪える。
注目度B:田邊広大捕手
遠投110mの強肩で、セカンドまでしっかりとした送球ができる捕手。打撃でも秋は6番バッターで37打数18安打、打率.486を記録し確実性の高さを見せる。
注目度B:三輪拓未内野手
中学時代にボーイズの日本代表選手。遠投103mの強肩遊撃手で、50m6.2秒の足を使いスピードとパワーを併せ持った選手。
注目度B:坂本駿投手・2年
180cm88kgの本格は右腕で1年秋に145キロを記録している。まだ登板は少ないが、甲子園のマウンドに登ったら、必ず見てみたい投手。
注目度B:伊藤地宏投手・2年
中学時にボーイズで全国制覇をした左腕、キレのある球を投げる。鈴木昭汰投手のような存在になれるか期待。
注目度C:伊藤琢磨内野手
170cmの三塁手で2番を打ち、関東大会で16打数9安打6打点の活躍。遠投100mの肩と50m6.0秒の俊足で、攻守でチームに貢献する。
注目度C:宮原一綺外野手
185cm80kgの大型外野手、打率を残せる選手で昨秋の関東大会では1番を任された。盗塁も決められるセンスがある。
注目度C:中村蒼外野手
180cmの外野手、50mは6.4秒とそれほど速いということはないが、肩もしっかりあり、外野で広い範囲をカバーする。
注目度C:小野悠人外野手
遠投110mの強肩外野手、打撃でも力強さがあり、更に磨いてゆきたい。
チーム
チームのホームラン数が少なく、島田監督は打線は水ものとセンター返しを徹底させている。秋は打順を試行錯誤し、パンチ力ある宮原選手を1番、伊藤選手を2番に起用して、3番・三輪選手につなぐ打線となった。田邊捕手、三輪遊撃手、中村選手のセンターラインがしっかりとしており、守りでスキを見せない。
投手力は関東随一。140キロ中盤を投げる秋本投手と大川投手のリレーで、タイプの違う右腕という事もあり、二人でつないで勝ち進んだ。坂本投手、伊藤投手の2年生コンビも出てくれば、更に万全となりそうだ。
投手が2点までに抑える力があり、打線は長打は少なくてもセンター返しで7,8点を奪ってくる。島田監督がプレーした横浜ベイスターズの1997年、1998年のマシンガン打線を思わせるスタイル。ただし、チームのスタイルは投手を中心とした守りの野球だ。
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