センバツの組み合わせ抽選が行われた。市和歌山の152キロ右腕・小園健太投手や、中京大中京の151キロ右腕・畔柳亨丞投手、大阪桐蔭の151キロ左腕・松浦慶斗投手、154キロ右腕の関戸康介投手の150キロオーバーBIG4の直接対決は1回戦では無い。
BIG4
市和歌山の小園健太投手は、初戦で県岐阜商と対戦することが決まった。相手について小園投手は、「左の良い投手がいるのは知ってましたし、バッターも振ってくる。自分がおじけづいたり弱みを見せてはいけない。立ち上がりから強気に攻めていけたら」と話した。
県岐阜商は左腕の野崎慎裕投手、右腕の松野匠馬投手がおり、他にも3人が141キロ以上を出すという。また打者でもプロ注目の捕手・高木翔斗選手がいる。鍛冶舎監督も秀学館高校を春・秋ベスト4に導いた名将で、「小園君は秋の段階では32校の中で一番良いボールを投げていたという印象があります」と認めるものの、「誰と当たろうが打たないと勝てない。打ち崩すための練習をどうしようかとじっくり考え、取り組んでいきたい。ただ、去年からコロナで試合ができず、情報も少ない。試合の中で状況を見て作戦を組み立てることになる」と話す。
小園投手は「去年に比べて、真っすぐの切れが上がったと思う。球速にこだわりはないけど、ストレートもまだまだ上げられると思います」と話す。小園投手の球を受ける捕手陣も「重さがミットの奥まで伝わる」と、昨年から重さが増していると評価している。
強打の県岐阜商打線を小園投手が抑え、主砲で捕手の松川虎生選手などが140キロ投手陣を攻略できるか、非常に楽しみな対戦となる。
中京大中京の151キロ右腕・畔柳亨丞投手は初戦で専大松戸との対戦となった。吉岡道泰選手など長打も打てる選手がいるが、コツコツとヒットを重ねていくチームに、「ユーチューブで試合を見たら、打力が良くて守備もいい印象。勝てる投球をしたい」と話した。
LINEで連絡を取り合う小園投手とは、勝ち上がれば準決勝での対戦となるが、「小園投手と投げ合いたい」と意気込んだ。
大阪桐蔭は初戦で、昨年秋の近畿大会決勝で敗れている智弁学園との対戦が決まった。1回戦屈指の好カードとなった。松浦慶斗投手、関戸康介投手と前川右京選手のプロ注目選手対決となる。
BIG4の1回戦のピッチングが注目される。
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