畔上翔主将など法政大103人が鴨川でキャンプイン、法政大復活の鍵は?

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 法政大学は恒例の鴨川キャンプに入った。日大三で夏の甲子園で優勝をした畔上翔選手が主将となり、103人の部員で5位脱出を目指す。新1年生も森田駿哉投手など15人が参加している。

畔上翔主将

 主将は畔上翔選手、昨年行われた21Uアジア大会にも侍ジャパン21U代表に選ばれて出場し、プロの選手と一緒にプレーをするなど今年のドラフト候補。日大三でも主将を務め、横尾俊建選手、高山俊選手、吉永健太朗投手といったメンバーと共に甲子園優勝を飾った。

 大学でも部員103人の主将となり、まずは昨年春・秋と5位に沈んだチームを立て直す。そして東京六大学の他のチームに行った日大三メンバーと共にプロ入りも目指す。青木新監督は畔上選手について、「稲葉みたいになれる」と話した。稲葉選手と青木監督は大学の同期で、稲葉選手の努力する姿やチームメイトに慕われる人間性を見て、畔上選手にもその可能性を感じているという。

 稲葉選手はドラフト候補としてそれほど高い評価ではなかったが、当時のヤクルト・野村監督の目に留り、スカウトに獲得を希望してドラフト3位で指名され、プロでは2000本安打を達成し、侍ジャパンでもチームの柱として存在感を示す選手になった。

 畔上選手も今のところ、高山俊選手だったり谷田成吾選手といった大学生外野手に比べると、成績ではあまり目立っていない。しかし、大学でも主将として結果を残せばプロ側にも稲葉選手のような可能性を見出す人が出てくるかもしれない。

 

法政大の低迷

 法政大は3季連続で5位に沈んでいる。2012年秋にリーグ制覇をした。三嶋一輝投手を中心に、3年生だった西浦直亨選手(東京ヤクルト)、大城戸匠理選手(Honda鈴鹿)、河合完治(トヨタ自動車)、木下拓哉(トヨタ自動車)が活躍を見せた。

 4人の野手は2013年にドラフト候補カルテットとして活躍をしたものの、しかし春2位も秋は5位と低迷してしまう。選手の多くが監督続投を反対して監督が交代するというチーム内のゴタゴタも少し影響しているかもしれないが、同学年にこれだけの選手が集まり、その選手が一気に抜けた事で、レギュラーで戦える選手が経験不足になっていた。

 三上朋也投手、加賀美希昇投手といったプロに進んでいく投手が毎年登場し、野手でも多木裕史選手(トヨタ自動車)、土井翔平(大阪ガス)と世代を代表する選手がいたのだが、4年生、3年生などに投手も野手もプロから注目されるような選手が少ない。投手に関しては現役で勝利しているのは新3年生の玉熊将一投手の3勝だけと悲惨な状況。

 

103人

 今年の4年生世代は、智弁和歌山出身の青木勇人投手や関西高出身の堅田裕太投手が、高校野球でも実績が高く中心投手として期待されていたが、思うような結果は残せていない。また素材型の大型投手として、192cmの金井和衛投手、191cmの川名健太郎投手も成長が期待されていたが成績を残せていない。4年生世代の投手は全員未勝利という厳しい状態になっている。

 野手でも愛工大名電の185cmスラッガー・田中彪選手などが期待されたがまだ結果を残せていない。それでも畔上翔選手に加え、佐藤竜一郎選手、蔵桝孝宏選手は結果を残しており、今年は活躍が期待される。

 投手陣ではチームで唯一勝利を上げている3年生の玉熊将一投手が経験があるが、チーム力復活には2年生になる宮本幸治投手や熊谷拓也投手の台頭に期待をしたい。さらにプロもうらやむ補強を見せた1年生の森田駿哉投手、上條将希投手、菅野秀哉投手の活躍も欠かせない。

 何よりもまずは4年生世代の奮闘が鍵だろう。野球人生最後になるかもしれない1年に全てを賭けて欲しい。

法政大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

 青木久典新監督は、持ち前の統率力でチームをまとめる今秋ドラフト候補・畔上主将に「稲葉みたいになれる」と太鼓判。かつて法大の同期だった日本ハム・稲葉SCOを引き合いに出し、「彼は夜でも打ち込みをしていたし、人間性も高かった。畔上にも通じるものがある」と期待した。


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