東都リーグはこの日、東洋大が日大に5-0で勝利し、8連勝でシーズンを終えた。エースの飯田晴海投手はこの日は9回にリリーフで登板し1イニングを無失点に抑え、MVP、最優秀投手、ベストナインの3冠に輝いた。
最終戦も制す
1年生で今季2勝を挙げた村上頌樹投手が右肘違和感のため登板を回避し、この日は4年生の片山翔太投手が登板した。片山投手は島根・大社高校出身の左腕で最速145キロの球を投げるが、これまでなかなか実績を積めなかった。しかしこの日は8回までを無失点、9回にノーアウト満塁のピンチを作って、飯田投手にリリーフを仰いだものの、8回7安打5奪三振無四球で無失点と好投を見せた。
そしてノーアウト満塁のピンチに登板したエースの飯田投手は、ピッチャーごろ併殺とセカンドゴロに仕留める抜群の安定感で1点も与えず、4年生2人で完封リレーを果たした。
飯田投手は最優秀投手にも輝き、MVP、ベストナインで3冠となった。
また2年生の佐藤都志也選手が打率.483で首位打者を獲得した。佐藤選手は聖光学院では捕手としてプレーし、プロ志望届を提出したものの指名は無く、東洋大に進学していた。プロ入りの思いを持ち続けており、まずは2年生で勲章を手に入れた。
5―0の9回。完封ペースだった左腕・片山翔が無死満塁のピンチを招くと、飯田が急きょマウンドへ。優勝を決めた前日に完投した疲れも見せず、投ゴロ併殺と二ゴロに仕留めた。
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