日体大の154キロ右腕・北山比呂投手が7回途中1失点勝利

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首都大学リーグでは、日体大の北山比呂投手が帝京大3年の金田悠太朗投手との投げ合いで粘りを見せた。

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日体大はエースの吉田大喜投手が、大学代表での疲労もあり、この日の開幕戦は154キロ右腕の北山比呂投手に託された。北山投手は最速149キロを記録するものの、「明らかに悪かった」と話すように制球が安定せず5回まで100球を費やした。4回に1点を失い、7回には3連打を浴びた所で降板をした。それでも、ランナーがいなくてもセットポジションで投げ、悪いなりに考えながらも、6回1/3を投げて5安打1失点の粘りの投球を見せた。

この粘りがチームに勝利を呼び込んだ。帝京大は147キロの速球を投げ、抜群の安定感を見せる3年生のエース・金田悠太朗投手が登板し、5回までパーフェクトピッチングを見せる。しかし、7回に1点を失ったところで降板すると、日体大が終盤に底力を見せて逆転した。

そして日体大は154キロの速球を投げる来年のドラフト候補・森博人投手が2回2/3をノーヒットに抑え、2-1で勝利をした。先発の北山投手は「内容は納得してませんが、チームの勝ちにつなげられたのが第一です」と話した。

北山投手は勢いのあるフォームから、勢いのある154キロの速球を投げるものの、やや肩の開きが早かったりと課題もある。体のサイズや球速も近い東妻勇輔投手が、昨年のドラフトで千葉ロッテに2位で指名されているが、東妻投手は球威だけでない球のキレもあり、そして何より3年秋の明治神宮大会でチームを優勝に導いている。

この日は吉田大喜投手や、東海大の海野隆司捕手を目当てに10球団のスカウトが視察に訪れているが、北山投手も大学最後となるこのシーズンに、先発として結果を残してゆけばドラフト会議での指名につながると信じて、とにかく結果を残してゆきたい。

2019年度-大学生投手-右投のドラフト候補リスト
2019年度-首都大学リーグのドラフト候補リスト

今春5勝を挙げたリーグ最優秀投手。吉田との2枚看板だが、初めて開幕投手を任された。「このシーズンで最後。まずはリーグ戦で優勝して、チームを日本一にしたい」と強く意気込む。悪いなりに試合をつくれたのには、試合中のフォーム変更があった。基本はノーワインドアップだが、初回からしっくりこなかった。2回、先頭を三振にした後は「明らかに悪かった」と、走者がいなくてもセットポジションから投げた。「調子の波を修正しないと。ここから上げていきたい」と誓った。

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