東京六大学では法政大の山下輝投手が早稲田を相手に、8回5安打10奪三振1失点の好投で今季初勝利をあげた。
大型左腕
山下輝投手は木更津総合時代に早川投手の1年後輩で、180cm後半の長身から140キロ後半の球を投げる投手として注目されていた。
しかし、高校でも故障などで登板機会は少なく、法政大に進んでも2年まで登板は無し。それでも新型コロナの影響で夏に行われた昨年の春季リーグ戦で150キロ級の球を投げて注目を集めると、今年のドラフト上位候補として期待を集めていた。
この日は気合のこもった投球で力のある140キロ後半のストレートを投げ込む。立ち上がりに失点したものの、その後は気合を込めて一人一人を抑えていく。112旧を投げて8回まで5安打1失点、10個の三振を奪う力投で、プロ注目左腕が今季1勝目をあげた。「気持ちを出していくと打線に火がつくと思った。全力で投げる声が出る。真っすぐとカットボールが良かった」と話した。
山下投手は今年3月に横浜DeNA2軍との交流戦で4回1失点、9球団のスカウトが注目をした。この日のスカウトの視察状況やコメントの情報は無いが、東京六大学には毎日スカウトが視察に来ており、注目をしていることは間違いない。
ただし、これだけの体と球があるので、もっと圧倒的な投球も期待したい所がある。昨年は早大の早川投手が見せたような投球を、秋のリーグ戦で見せることができれば、ドラフト1位候補としてドラフト会議を迎えることができると思う。
うなり声を上げて112球の熱投、打っても2安打。山下輝が投打に躍動して、通算3勝目となる今季初勝利を挙げ「気持ちを出していくと打線に火がつくと思った。全力で投げると(声に)なる。真っすぐとカットボールが良かった」と拳を握った。
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