東都リーグでは国学院大の153キロ左腕・武内夏暉投手が中央大戦に先発し、9回4安打5奪三振で完封勝利、今季3勝目となった。
サイズもあるスケールもある
武内夏暉投手はこの日、最速は151キロも140キロ後半のストレートをコントロール良く投げ、初回からテンポよく打たせて取る投球を見せると、5回までノーヒット、9回には149キロを記録するなど最後まで危なげない投球をした。
9回4安打5奪三振で完封し、「ツーシームでゴロに打ち取れたのがよかった。チームが勢いに乗っている中で、さらに勢いに乗れたゲームでした。きょう勝ててよかったです」と話した。
この日視察した横浜DeNAの八馬アマスカウトグループリーダーは「春から真っすぐ自体が平均で5キロ上がっている。ボールの強さ、変化球の質がワンランク上がった。左のインサイドにどんどん投げ込んでいる。サイズもあってスケールもある。上位で間違いない」と評価した。
これで17回1/3連続無失点と非常に安定しており、今季は3勝、リーグ通算も12勝とした。この日は登板前に、前の試合で完封勝利を挙げた青学大の常広羽也斗投手が「自分の前を通ってニヤリと笑ったので自分もやってやろうという気持ちになりました」というやり取りがあった。東都リーグで投げあってきたライバルでもあり、侍ジャパン大学代表では共に戦った。
そして共にドラフト1位候補として10月26日のドラフト会議を迎える。ドラフト会議では1位指名が予想され、ドラフト会議の前には1位指名を公表する球団が出る可能性もありそうだ。
ネット裏で視察したDeNA・八馬幹典スカウトは「春から真っすぐ自体が平均で5キロ上がっている。変化球もよくなっている。左(打者)のインサイドにどんどん投げ込んでいる。サイズもあってスケールもある。上位(指名)で間違いない」と高く評価した。
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