阪神、遊撃手の獲得に中京学院大・吉川尚輝選手をドラフト上位候補にリストアップ

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阪神は来年のドラフト会議で鳥谷選手の後継者となる遊撃手の獲得を目指し、中京学院大の吉川尚輝選手をドラフト上位候補にリストアップしていることが分かった。

ポスト鳥谷

阪神は鳥谷選手が長年遊撃手を守っていたが、昨年オフにメジャー移籍を希望すると球団が後継者探しに大慌てとなった。北条史也選手などが候補として挙げられたものの、鳥谷選手が残留を決めてひとまずは収まった。しかし鳥谷選手は今季、打率.281、42打点に終わり例年に比べて成績が下がり、ポスト鳥谷はフロントの課題として残っている。

そこで来年のドラフト会議では球団幹部が「来年のドラフトは即戦力投手も重要だが、遊撃手もポイントになる」と話し遊撃手の獲得をポイントに掲げ、中京学院大の吉川尚輝選手をリストアップしている。

吉川選手について熊野スカウトは「走攻守、3拍子そろっている。タイプとしては西岡の若い頃に似ている。1年生のときに守備では即プロで通用すると思った。」と話し、守備について即戦力の評価をしている。打撃については「力強さはもう少し欲しいが、首位打者を獲ったようにシュアに打てる。まだまだ伸びしろがある」とこちらも成長が期待できると話した。

今年のドラフト会議ではドラフト1位で高山俊選手、ドラフト2位で坂本誠志郎選手と、外野手と捕手を指名した。そして来年は藤浪とともに長年エースとなる投手として田中正義投手をリストアップしているが、田中選手を回避し流通経済大の生田目翼選手の名前が挙がるなど柔軟な動きを見せており、絶対に田中という姿勢はまだ見せておらず、今度は遊撃手の1位指名という事も十分に考えられる。

 

遊撃手の獲得

吉川選手について球団関係者は「ウエーバー方式になる2位で吉川が残っているかどうか。外れ1位候補に構える他球団もあるのでは」と話し、他球団も高く評価していると判断しており、場合によってはドラフト1位の指名の可能性も示唆している。

しかし来年は日大の京田陽太選手のほか、中央大の松田進選手、早稲田大の石井一成選手と即戦力の遊撃手の候補が豊作といえる。

阪神は最終的に監督が1位指名を選択する。田中投手や生田目投手といった投手陣と、吉川選手など遊撃手を候補として挙げ、1年間戦った金本監督がどの選手を選択するのか注目だ。

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「来年のドラフトは即戦力投手も重要だが、遊撃手もポイントになる」

 球団幹部が方向性を示した。

 吉川は中京大中京高から中京学院大に進学。大学1年生から遊撃のレギュラーを任されている。50メートル5秒台の俊足を生かし、2年春から岐阜リーグ3季連続で盗塁王に輝いた。左右に打ち分けるシュアな打撃と守備も強肩。2年秋からは日本代表に選ばれたりもした。

 これまで吉川の視察を重ねてきた熊野スカウトは「走攻守、3拍子そろっている。タイプとしては西岡の若い頃に似ている。1年生のときに守備では即プロで通用すると思った。打撃に力強さはもう少し欲しいが、(2年春に)首位打者を獲ったようにシュアに打てる。まだまだ伸びしろがある」と高評価。来年1月の自主練習から足を運ぶ考えをもっているという。先の幹部は「鳥谷の後継者がなかなか出てこない。早急に準備しないといけない」と話した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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