春季大阪大会覇者の履正社が、2023年以来3年ぶりの夏の甲子園へまた一歩階段を昇った。7月22日に大阪シティ信用金庫スタジアムで行われた第108回全国高校野球選手権大阪大会で清教学園に11―1と6回コールド勝ちし、8強入り。最速145キロのプロ注目右腕・加賀田蒼介投手(3年)が今大会初先発を任され、中日、千葉ロッテのスカウトが見守る中、5回1安打1失点(自責0)の快投を披露した。
今大会初先発で5回1安打、慎重な立ち上がりから清教学園打線を封じる
加賀田蒼介投手はこの夏、背番号「10」を背負って初めての先発マウンドに上がった。「今大会初先発で、(試合への)入りが大切なので慎重にいこうと思いました」(サンケイスポーツ)と振り返った通り、丁寧な投球で清教学園打線に付け入る隙を与えず、5回を1安打1失点(自責0)にまとめた。
スタンドからは中日、千葉ロッテのスカウトが視線を送った。この日の最速は142キロだったが、変則的なフォームから繰り出す多彩な球でプロの評価を高めた。
中日・清水スカウト:「変則的フォームから、スローカーブや落ち球も使えて伸びしろもある。将来は150キロ(この日の最速は142キロ)も出せるポテンシャルはあると思う」
打線は14安打11得点、春に苦しんだ相手を序盤から圧倒
加賀田投手を援護する打線も序盤から機能した。2回に9番・城間煌陽内野手(2年)の中前適時打などで2点を先制。3回にも追加点を挙げると、4回には城間内野手がこの日2本目となる中前適時打を放つなど3得点を加えた。5回には1番・岩本倫之介内野手(3年)が左翼線適時二塁打を放つなど2点を追加。6回には城間内野手がこの日4安打目となる右前適時打で10点差とし、試合を決めた。城間内野手は4安打4打点の活躍だった。「自分ができることをやるというのを目標にしているので、その目標を達成できたと思います」(サンケイスポーツ)と笑みを浮かべた。
両校は春季大阪大会4回戦でも対戦し、その時は履正社が4―3のサヨナラ勝ちと接戦だった。多田晃監督は「春は苦戦して点が取れずでしたが、今日は前半から攻撃陣が良かったです」(サンケイスポーツ)と14安打11得点の打線をたたえた。
次戦は24日の準々決勝で近大付と対戦、3年ぶり甲子園へ正念場
8強入りを決めた履正社は、24日の準々決勝で近大付と対戦する。3年ぶりの夏の甲子園出場へ向け、加賀田投手も強豪との一戦でどんな投球を見せるか注目したい。
【加賀田 蒼介】 プロフィール
- 氏名:加賀田蒼介(かがた・そうすけ)
- 所属:履正社高校(3年)
- 出身:鳥取県鳥取市(小学3年時に美保南少年野球団で野球を始め、南中時代は鳥取中央リトルシニアでプレー)
- ポジション:投手
- 投打:右投右打
- 身長・体重:182cm、83kg
- 主な特徴や実績:最速145キロのプロ注目右腕。変則的なフォームからスローカーブや落ちる球も操り、中日・清水スカウトから「将来は150キロも出せるポテンシャルはある」と評価される。履正社では3年春に背番号「11」でベンチ入りし、今夏は背番号「10」。大阪大会の清教学園戦では今大会初先発で5回1安打1失点(自責0)と好投し、チームの8強入りに貢献した。3年ぶりの夏の甲子園出場と、秋のドラフト指名に向けた活躍が期待される。









コメント