【社会人野球】パナソニック柿本晟弥投手がラスト都市対抗へ黒星スタート、4人態勢の阪神など10球団スカウト視察

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社会人野球の都市対抗野球近畿地区予選では、今季限りで休部する名門・パナソニックが、第1代表決定トーナメント1回戦でニチダイに1―4で敗れ、黒星発進となった。プロ注目の最速151キロ右腕・柿本晟弥投手(24)が先発したものの、3回2/3を3失点で降板。NPB10球団のスカウトが見つめる中、持ち味の制球力を欠いた投球となった。

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勝負どころの失投、3回2/3で3失点

柿本晟弥投手は初回、先頭に安打を許すも無失点で切り抜けると、2回は三者凡退に仕留めるなど順調な立ち上がりを見せた。しかし3回、テンポ良く2死を奪った後、初回に打たれたイメージが残っていたという辻航平選手(22)に四球で出塁を許すと、続く打者に右越え本塁打を浴びて2点を失った。

4回裏にも先頭に四球を与えると、その後1死二、三塁とされて犠飛で1点を追加された。さらに四球で走者をためたところで、無念の降板となった。この日は5四球と制球が乱れ、自己最速に並ぶ151キロをスピードガンに刻みながらも踏ん張り切れなかった。

柿本投手は、「試合前の調子自体はそんなに悪くはなかった。自信持って試合は入ったんですけど、勝負どころでの失投っていうのが目立った試合になった(日刊スポーツ)」。と話し、「去年よりも重圧を感じ、勝負所で失投が目立ってしまいました。これでは勝てる投手になれない。実力不足です(スポーツニッポン)」と、自らの投球を厳しく振り返った。

10球団のスカウトが集結 名門ラストイヤーの初戦

この日のネット裏には阪神が4人態勢で視察をするなど、NPB10球団のスカウトが集結。151キロ右腕の投球を見守ったが、アピールする内容とはならなかった。

それでもパナソニックは、今年の社会人野球日本選手権を最後に休部することが発表されており、救済的な事も含めて、ドラフト会議での指名は他の投手より優先する球団もあるかもしれない。しかし当然ながら、プロで通用するところを見せないと指名は難しくなる。柿本投手は183cmの右腕として東洋大姫路高校時代から注目されているが、東洋大でもまだ素材型という評価で、パナソニックで試合を支配するようなエースに成長することを期待されているが、休部前最後の本戦出場を懸けた予選初戦での黒星となり課題を見せた。

4連勝が絶対条件 「腕がちぎれても投げます」

今回の敗戦で、パナソニックは第4代表決定トーナメントに回ることが決まった。近畿地区に与えられる5枠のうち残り2枠を争うことになり、本戦出場には次戦から4連勝が絶対条件という苦しい状況に陥った。

それでも柿本投手は、日本選手権で2度の優勝を誇る強豪として悔いのない最後にするために、「負けられないんで。腕がちぎれようとも投げます(日刊スポーツ)」と次戦への覚悟を示した。最後の都市対抗本戦出場、そしてドラフト会議での指名、その2つを掴む正念場となっている。

柿本晟弥 プロフィール

  • 氏名: 柿本晟弥(かきもと・せいや)
  • 所属: パナソニック
  • 出身: 兵庫県(赤穂スポーツ少年団→龍野ボーイズ→東洋大姫路→東洋大)
  • ポジション: 投手
  • 投打: 右投げ右打ち
  • 身長・体重: 183cm、80kg
  • 主な特徴や実績: 自己最速151キロ。東洋大姫路高で2年秋からエースを務め、東洋大を経てパナソニックに入社。社会人1年目の昨夏には早くも都市対抗野球の全国マウンドを経験した。優れた制球力とスピンの効いた直球が最大の魅力で、2026年ドラフト上位注目候補として10球団スカウトが視察する本格派右腕。今季での休部が決定している名門の誇りを胸に、奇跡の東京ドーム切符獲得を目指す。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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