北海道日本ハムの大渕スカウト部長がこの日、東大の沖縄合宿を視察し、成長した宮台康平投手について、「上位候補でしょう」と話した。
左肩痛の心配なく
宮台投手は昨年夏に左肩を痛め、秋は1試合1イニングのみの登板だった。左肩痛の影響や、負担のかからないフォームづくりを行ってきたといい、この日の登板が注目されたが、宮台投手は188球を投げ、不安を一掃した。「特に肩の痛みもなく、投げられています。」と話す。
2月中旬の大分でのリハビリキャンプでは、1日平均350球を投げ込み、フォームの手直しを行っていたという。またオフは走り込みを行い、体重は1kg増だが、ズボンがきつくなるなどパワーアップを実感しているという。
この日は北海道日本ハムの大渕スカウト部長が視察に訪れ、「プロに行くアマチュアの選手の体形になってきた。」と、プロで戦える体になってきたことをチェックし、「どのくらい回復するか心配だったが、きょうの様子を見たら安心した。フォーム自体が安定していて、バランスがいい」と、肩の状態は新フォークについても評価をした。そして「上位候補でしょう」とした。
これから春に向け、多くの球団のスカウトが、まずは状態とフォームのチェックをする。そしてリーグ戦では昨年春のように明治や早稲田を相手に好投を見せ、ドラフト上位でのプロ入りをしてほしい。
宮台の沖縄での始動に合わせて、日本ハム・大渕スカウト部長も視察に訪れた。昨年12月下旬にプロ志望を表明した際には、栗山監督がラブコールを送っており「プロに行くアマチュアの選手の体形になってきた。(左肩が)どのくらい回復するか心配だったが、きょうの様子を見たら安心した。フォーム自体が安定していて、バランスがいい」と納得の表情。「上位候補でしょう」と今後も動向を追っていく。
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