高校野球兵庫大会では、市立西宮の148キロ右腕・山本拓実投手が躍動した。2失点完投勝利、三振は15個奪った。
4者連続、3者連続
山本拓実投手はこの日、「直球を狙われていると思ったので、変化球中心で組み立てた」と話し、最速147キロの勢いのあるストレートと、キレの良いスライダーで三振を奪っていく。4者連続三振、3者連続三振を記録し、8回以外は毎回奪三振、9回を投げて15奪三振を記録した。
また打撃では3回に2ランホームラン、高校通算5本目で公式戦は初ホームランだったが、笑顔を見せた。武庫荘総合を相手に9回2失点、自己採点は75点をつけた。「自分には厳しくいきたい。甲子園を目指しているので」と話し、甲子園出場に向けて4回戦を突破した。
この日は国内3球団と、MLB・ブレーブスの大屋スカウトが視察し、「直球の質がいいし伸びがある。20年前に見た松坂のような質の直球だね」と話した。そして「大学や社会人を経たら、ドラフト1位2位候補」と評価をした。
国内のスカウトも、関西NO.1と評価するなど、プロ志望をすれば今年のドラフトで指名される可能性が高いのではないかと思う投手だが、その進路にも注目が集まる。
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