横浜高が決勝で敗戦、プロ注目左腕・杉山遙希投手は「プロに行きたい」

夏の高校野球神奈川大会は決勝が行われ、横浜高校は慶応高に9回に逆転負けし、甲子園出場はならなかった。先発した杉山遙希投手は試合後にプロ志望を明らかにした。

次の舞台でも

先発した杉山遙希投手は、8回までに強力な慶応打線を3点に抑えたものの、2点をリードして迎えた9回にノーアウト1塁の場面で、セカンドゴロ併殺かと思われたプレーが、ショートの緒方漣選手がベースを踏んでいないと審判の判定でランナーが残ると、その後、1アウト2,3塁の場面で逆転の3ランホームランを浴びた。

杉山選手は試合後に、「本当に悔しい。切り替えられていない」と話し、「どんなときも緒方が先頭に立ち引っ張ってくれた。カバーできなかったのが悔しい」と、微妙な判定の後に抑えられなかったことを悔やんだ。

今後の進路については、「プロに行きたいと思っている」と話し、「この悔しさをバネにして、次の舞台でも頑張っていきたいと思います」と続けた。目標とする選手には「ストレートも速いし、打たせて取る変化球と三振を取る変化球を使い分けられるベイスターズの今永投手のような投球術が理想」と今永投手を挙げた。

1年時から名門横浜高校のエース格として投げ、キレの良いストレートは147キロを記録するまで成長した。実戦経験が豊富でまだ伸びしろもある左腕投手に、ドラフト会議では3位前後で指名があると予想する。この日の試合がこれからの成長の大きなステップとなると思う。