U18候補強化合宿、広陵の高尾響投手、大阪桐蔭・平嶋桂知投手、阿南光・吉岡暖投手、北照・高橋幸佑投手が好投

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侍ジャパンU18代表候補強化合宿の紅白戦では、広陵の高尾響投手、大阪桐蔭の平嶋桂知投手、阿南光の吉岡暖投手、そして北照の左腕・高橋幸佑投手もアピールをした。

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146キロ左腕・高橋投手アピール

この日の紅白戦は午前と午後に1試合ずつが行われたが、広陵の高尾響投手は最速147キロのストレートと130キロ台のカットボールを投げ分け、打者6人をパーフェクトに抑えた。

神村学園の正林輝大選手から三振を奪い、大阪桐蔭の境亮陽も打ち取った。 「自分の球をしっかり投げられるように投げていこうという気持ちで入っていきました。真っすぐは自分の思うように投げられました。 出力的にはマックスではなく、8割ぐらいでしっかりキレのある良い球を投げることができたと思います」と話し、視察した12球団46人のスカウトの中から「真っすぐの速さは一番」と評価し、球を受けた健大高崎の箱山遥人捕手も「伸びがすごかったです」と話した。

また、大阪桐蔭の平嶋桂知投手も146キロのストレートの威力で2回を無失点、センバツで好投を見せた阿南光の吉岡暖投手も、最速は138キロだったが2回4奪三振パーフェクトの快投を見せた。

そして北の左腕が大きなアピールをした。センバツに出場していない北照の高橋幸佑投手はこの日、自己最速をキロ更新する146キロを記録すると、変化球が高めに浮いて苦労するも、大阪桐蔭の境選手を内野ゴロに打ち取り、神村学園の正林選手から三振を奪い、2回を1安打3奪三振無失点に抑えた。

球速について高橋投手は 「そこまでの感触はなかったんですけど、こういうところで更新できるってのは良いことだと思いますし、これから自信を持っていきたいと思います。みんな体がデカくて投げるのが怖かったんですけど、今のところ自分の真っすぐも通用することが分かったし、自分の立場も分かってきたので良かったです」と話した。

高橋投手はこの冬のトレーニングにより体重が8kg増え、3月に142キロを記録していたが、この合宿の前日の横浜高校との練習試合で144キロを記録しており、この日は更に2キロ更新をした。「プロ一択です」とプロ志望を明らかにしており急成長を見せる左腕が、この合宿で一気に全国区、そして12球団のスカウトに大きくアピールをした。

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