北陸高の149キロ右腕・竹田海士投手がリリーフで登板も思うような投球ができなかった。悔しさはプロで晴らす。
144キロ
関東第一の打線に勢いが出てきた5回、北陸は先発の井黒晃佑投手から、次々と投手を交代させ、1アウト満塁の場面で149キロ右腕エース・竹田海士投手が登板した。
この夏は右肘と右肩痛により、福井大会から先発での登板はなく、リリーフで登板して投げてきたが、この日は5回のピンチで追加点を奪われると、6回に2失点、8回にも1失点と思うような投球はできなかった。
それでも意地を見せた。8回2アウト1塁の場面で、高校通算60本塁打の関東第一・高橋徹平選手と対戦すると、渾身の144キロのストレートで三球三振を奪った。3回2/3を投げて6安打2奪三振3失点だったが、「最後の真っすぐは全力を出し切れた」という高校最後の投球、3度出場した甲子園別れを告げる全力投球だった。
今後について竹田投手は、「プロを目標にやっている。出すと思います」と話し、「直球で空振りを取れる投手になりたい」と決意を述べ、プロ志望届を提出することを明言した。ドラフト会議では育成ドラフトでの指名があるかという感じだが、まずは右腕のコンディションを整え、来年からの上のステージでの投球に向けて準備をしていく。
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