広島・中村奨成選手に心境の変化、捕手以外のポジションにも取り組む

中村奨成, 広島カープ

プロでも捕手としてプレーすると強く語ってきた広島カープドラフト1位の中村奨成選手が、「どこでも守れた方がいいと思う」と話し、プロの世界の厳しさを少しずつ感じ始めた。

どこでも守れが方がいいと思う

昨年のドラフト以前より、プロ野球でも捕手にこだわってプレーしたいと話していた、中村奨成選手、昨年12月の新入団選手発表の場でも、他の選手に負けたくない。正捕手の座は渡したくない」と話していた。

しかしこの日、今日15日から始まる合同自主トレの前に、「キャッチャーだけだとダメ。ノックを受けている中で、他のポジションを守れる準備が必要だと思った」と話し、捕手以外のポジションにも取り組む考えを見せた。プロの世界でまずは生き抜くことを考え、「何があるか分からない。どこでも守れた方がいいと思う」と考え方を変えた。

広島カープは一昨年のドラフト4位で獲得した坂倉将吾捕手が、昨年のウエスタンリーグで打率.298を記録し、捕手としても強肩や好リードを見せて高く評価されている。昨年のドラフトで、地元の中村選手を指名する事を決める際には、同じポジションに同じ世代の将来有望な選手が重なってしまう事について、苑田スカウト部長が頭を悩ませていた。

長打力のある中村選手については、肩の魅力は非常に高く惜しいものの、その長打力を生かすために捕手以外のポジションにして楽に打たせたいという意見が、他球団のスカウトからも聞かれていた。中村選手も、坂倉選手とポジション争いをしていく事に代わりは無いものの、持ち前の長打力や足を生かすことで、プロの世界で生き抜いていく事も考え始めた。

持っている宝が多い中村選手、その武器を選択してプロの世界で生きていくのか、見守ってゆきたい。

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ただプロの世界を生き抜くため柔軟に発想転換。7日の新人合同自主トレ開始から1週間が過ぎ、「何があるか分からない。どこでも守れた方がいいと思う」と、がむしゃらにチャンスをつかむ姿勢を見せた。

 もちろん、本格的なコンバートではない。首脳陣から指示されたわけではなく、三塁、外野など、具体的なポジションも頭にない。内外野グラブを新たに発注する予定もなく「キャッチャーミットだけです」ときっぱりと言い切った。あくまで自身の可能性を広げるためで「他のポジションもできる方がいい」という中村奨の考えだ。


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