オリックス、ドラフト1位の吉田一将投手が2ケタ勝利宣言

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 社会人野球の表彰式が行われ、オリックスのドラフト1位・吉田一将投手が最多勝とベストナインに輝き、表彰された。吉田投手はその場で、来年はプロ野球で2ケタ勝利する事を誓った。

 

社会人NO1

 吉田投手は150km/hを超す速球と190cm以上の長身もあり社会人NO1の評価を受けていたが、今年は都市対抗、日本選手権などの大会で年間7勝を挙げ、最多勝とベストナインに輝いた。社会人候補でドラフト1位で指名されていく選手は多いが、社会人野球の大会は厳しいトーナメントの戦いが多く、チーム力が無いと試合数も少なくなってしまうため、年間最多勝やベストナインに選ばれてプロ入りする選手はなかなかいない。

 JR東日本のチーム力が高かった事もあるが、大事な試合では吉田一将投手が登板し、1年間を通して安定した投球を続けた。日本代表として出場した東アジア競技大会でも安定感を見せて優勝し、社会人では頭一つ抜けた存在だったといえる。

 

1年目から二桁

 そんな吉田一将投手だったが、ドラフト会議では球団同士の牽制などがあり、まさかのオリックス単独1位指名となった。社会人では、この日防御率1位のタイトルで表彰された東京ガス・石川歩投手が、千葉ロッテ、巨人の2球団から指名され注目を集める事となってしまった。同じパリーグで戦う事となり、吉田投手は「楽しみ」と話した。

 そして「150イニング以上を投げて2桁勝利。防御率も3点台前半にしたい」と具体的な数字を目標として掲げた。今年のような投球を続ければ、この数字をクリアすることは可能だと思う。巨人・菅野投手のように全力で思い切り投げずにコントロールと変化球を駆使して投げる事もできる吉田投手、来年の新人王候補の筆頭なのは間違いない。

 

  プロ入り前に、吉田は大きな勲章を手にした。社会人2年目で初のベストナイン。年間7勝を挙げ、2年連続最多賞も受賞した右腕は「ベストナインはびっくり。今年の成績は自分では納得していないが、素直にうれしい」と喜びを口にした。

 今季は都市対抗、日本選手権の2大大会で勝利を挙げるなど、JR東日本のエースとして大車輪の働きを見せた。都市対抗決勝(JX―ENEOS戦)では2回に右肘に打球を受け無念の降板。チームも2年連続の準優勝に終わったが、大事なゲームでは常に先発マウンドを託された。「社会人では一球の怖さを学んだ。上のステージでも経験を生かして頑張りたい」と口元を引き締めた。

 1位指名されたオリックスでは即戦力として期待される。「150イニング以上を投げて2桁勝利。防御率も3点台前半にしたい」。早くも先発の軸として、高いノルマを設定した。社会人野球のシーズンは3月から11月と、プロとほぼ同期間に及ぶ。試合数は比較にならないが「コンディションを維持することの大事さが分かった」と、心身ともに登板日に合わせてきた経験を生かす。

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