東大の練習初めに5球団視察、宮台康平投手に注目

東京大, 宮台康平

東京六大学の東京大はこの日、今年の練習を開始し、今年のドラフト注目左腕・宮台康平投手が始動した。この日は、横浜DeNA、東京ヤクルト、福岡ソフトバンク、埼玉西武、オリックスの5球団のスカウトが視察に訪れ、今年注目していくことをそれぞれ話した。

東大練習初め

東大はこの日に文京区の東大グラウンドで練習を開始したが、センター試験がキャンパスで行われているため、大声は出さずに練習を行った。この日は5球団のスカウトが視察に訪れ、ズラリと並ぶスカウト陣に浜田監督も「初めてですよ。ありがたい。モチベーションも上がる」と喜んだ。

スカウトのお目当ては左腕の宮台康平投手、昨年夏の日米大学野球で150キロを投げ、リーグ戦でも昨年春に2勝を挙げたものの、秋は左肩痛に苦しんだ。昨年の11月から肩の負担を抑えるためのフォーム改造に着手し年末は31日まで、新年も4日から自主トレを行った。この日は30mの距離で約80球のキャッチボールをこなした。

「ちょっとずつ上げている感じ。順調です」と話した宮台投手は、「まずは肩を万全にすること。エースとして1,3戦目の先発を求められていると思うのでそこを目指したい」と今年の決意を話した。そしてプロ入りについて、「憧れの舞台。自分の力で現実的なものにしたい。」とこちらも意識した発言をし、スカウト5球団が視察に来たことについては、「ありがたいことです。評価はしてもらうものですから気にし過ぎず、やるべきことをやっていきたい」と平常通りを通した。

スカウトも本気度示す

スカウトのコメントは次の通り。

オリックス・由田スカウト:「始動の日に来たいと思わせる投手。直球の質、スピードが素晴らしい。今年、1回戦を通年で投げたられたら十分ドラフト1位の12人に入ってくる。球界の宝になる可能性があると思う」

東京ヤクルト・橿淵スカウト:「ずっと追いかけていきたい投手の一人。やっぱり一番はストレート。直球で空振りが取れる。逃げずにどんどん向かっていくハートも魅力。神宮で活躍した選手が毎年、ほしいと思っている。しかも今年最大のテーマは左投手。」

横浜DeNA・河原スカウト:「十分にプロでやれる力がある。バランスのいい体になってきたし、下半身もしっかりしてきた。あとはスタミナ」

福岡ソフトバンク・山本スカウト:「ドラフトの目玉。掛け値なしにトップクラスの投手。1年間かけて経過を追い続けます」

どのスカウトも東大という事は関係なく、大学生左腕としてトップクラスと評価し、獲得を目指していることを示した。

宮台投手は下級生の時から空振りを奪えるストレートが注目された。球速は140キロ前後だが回転の良い球を投げており、球速と伸びの差が大きかった。しかし昨年は球速の伸びてきた反面、球速と伸びが近くなり、空振りというよりは力で抑え込む投球になったと思う。

昨年春の早稲田大戦、明治大戦では140球弱を投げて8回まで無失点に抑える好投を見せ、1試合のスタミナはあることを見せた。あとは1年間通して投げ切ることができるか、そのスタミナがポイントになる。

大学生左腕としては150キロを記録する左腕は貴重で、昨年のドラフトでも大学生では神奈川大の濱口遥大投手が記録しているが、横浜DeNAからドラフト1位で指名されている。侍ジャパン大学代表でも日米大学野球第3戦に先発し、2回2/3で1失点し降板したもののメジャー予備軍から5つの三振を奪った。今年は再び日米大学野球、そしてユニバーシアードもあり、負担の大きさは心配されるものの、代表経験者としてチームを引っ張る役割も期待される。

大学野球では最も注目される選手となるのは間違いなさそうだ。

2017年度-大学生投手-左投のドラフト候補リスト

 一人、また一人とスーツ姿のスカウトがスタンドに姿を見せた。寒風吹きすさぶ東大球場で、午前10時すぎから始まった初練習。熱い視線の先には最速150キロ左腕がいた。ヤクルトにDeNA、ソフトバンク、西武、オリックスの5球団。あいさつを受けた浜田一志監督は「(12年11月に)私が監督になってから、こんなことは初めて」と驚く。宮台は昨年12月23日にプロ志望を表明。各球団の動きは早かった。

「(本拠地の)神宮で活躍した選手が毎年、ほしいと思っている。しかも今年最大のテーマは左投手。(宮台は)球の力がありますから」とはヤクルト・橿淵(かしぶち)スカウトだ。オリックス・由田スカウトは「順調ならば、間違いなく(1位候補の)12人に入る」とドラフト1位候補という評価を明かした。

プロ側の視線は熱い。ヤクルト・橿渕(かしぶち)スカウトが「球自体は上位候補。直球で空振りが取れる」と賛辞を送れば、ソフトバンク・山本スカウトも「ドラフトの中心の1人」と断言。DeNA・河原スカウトが「力は十分にプロでやれる。あとはスタミナ」と評したように、昨秋離脱の原因となった左肩痛からの復活がノルマとなる。

ヤクルトなど5球団のスカウトがあいさつに訪れた。東大野球部始動日では、異例の光景だという。オリックス・由田スカウトは「(ドラフト1位の)12人に入ってくる選手。あとは左肩の状態次第」。


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