国学院大・小又圭甫投手が151キロ、DeNAスカウト注目

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東都リーグは国学院大が専修大に勝利し勝ち点を挙げた。先発したのはリーグ戦初登板の小又圭甫投手、高校時代に147キロを記録して注目されていた投手だった。

相次ぐ故障で

小又圭甫投手は182cm85kgの右腕で、千葉英和高校では最速147キロを投げ、ドラフト候補として横浜DeNAや広島などのスカウトが注目をしていた。国学院大に進むと、1年生の10月に右肩第一肋骨の骨折で手術を受け、2年生の5月には右肘を故障し、じん帯再建手術を受けていた。

しかしあきらめずにリハビリとトレーニングを続けると、この日、リーグ戦初登板の先発のマウンドに立ち、3回4安打5奪三振で無失点、球速は151キロを記録した。MLBではトミージョン手術を若いうちに受けた投手は球速が増すこともあり、小又投手も自己最速を4キロ更新した。

小又投手は「神宮で投げるため、チームメートの励ましがあって、ここまでやってきた。びっくりしたスピードはこだわっていないので、投げた中で出た感じ。」と話し、鳥山監督も「右肘のトミー・ジョン手術からリハビリと3年間下積みをしてきて、投げられるようになった。まだスタートラインに立っただけだが、今後に期待したい」と話した。

プロも再注目

この試合には横浜DeNAの欠端スカウトが視察をし「経験を積めば面白い素材」と評価した。横浜DeNAは高校時代から注目をしており、また千葉英和からは期待の網谷圭将選手を獲得し、国学院大も山下幸輝選手、柴田竜拓選手などを指名しており縁がある。

小又投手は「最終的にプロにいけたらと思っている」と話し、プロ入りの希望を示した。急浮上した151キロ右腕がプロ入りする事ができるか、次の試合、今年1年のピッチングに注目したい。

2年生・吉村貢司郎投手も好投

また国学院大は4回から2番手で登板した2年生の吉村貢司郎投手が、5回を投げて1安打7奪三振で無失点の好投を見せた。4つの四死球を与えたものの球速は148キロを記録、リーグ戦初登板だったが、初勝利を挙げた。

国学院大はエース格として期待された3年の清水昇投手が不調でベンチを外れ、小又投手、吉村投手が変わりにものすごい投球を見せた。清水投手も150キロを記録した右腕で来年のドラフト候補の一人、また2年生の小玉和樹投手もこのカードの1回戦でリリーフ登板時に151キロを記録しており、投手に逸材が次々と登場し始めた。

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初登板後も小又は、「神宮で投げるため、チームメートの励ましがあって、ここまでやってきた。びっくりしたスピードはこだわっていないので、投げた中で(151キロが)出た感じ。最終的にプロにいけたら、と思っている」と緊張した面持ちだった。

リーグ戦初登板初先発した右腕・小又は自己最速を4キロ上回る151キロを計測し、3回無失点5奪三振。大学2年5月に右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、復活登板に「仲間のおかげ」と感謝した。

千葉英和時代は高校2年冬のバスケットボールの授業で左手首を骨折。大学1年の10月に右肩の第1肋骨(ろっこつ)骨折で手術を受け、翌15年5月には右肘靱帯(じんたい)を痛めメスを入れた。昨春にキャッチボールを再開し「2年半、球に触る練習をしていない。野球の楽しさを感じた」と笑った。

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