国学院大・小玉和樹投手がリーグ戦初完投・初完封、将来につながる

大学野球ドラフトニュース 2019年ドラフトニュース

東都リーグではプロ志望届を提出している国学院大の小玉和樹投手が、リーグ戦初完投・初完封を達成した。

2年時に急成長

小玉和樹投手は169cmと上背は無いが、佼成学園時代に141キロの速球を投げ、3年春には帝京や東海大菅生戦で完投勝利、関東大会でも東海大甲府で完投勝利を挙げるなど、旋風を巻き起こす活躍を見せた。

国学院大に進むと1年生春からリーグ戦勝利を手にするが、1年間は成績を残せなかった。しかし、2年生になると球速が一気に増し、150キロを超す球を投げて2年生の秋はリリーフで3勝1敗の成績を残した。昨年はリリーフでも登板機会が減っていたが、この春は8試合に登板し2勝1敗の成績を残した。

そしてこの日、開幕から5連勝をしている中央大戦の2回戦に先発で登板をした。中大の牧秀悟選手には2四球を与えたもののノーヒットに抑えると、好調の中央大打線を9回5安打8奪三振2四球で完封し、中央大を止めた。これがリーグ戦初完投で、初完封となった。鳥山監督は「小玉がこれ以上ないピッチングをしてくれた。今日は強力な中大打線を相手に、ストライク先行で、強気のピッチングに精神面での成長を感じた。これまではチーム事情で先発のチャンスがなかったが、よく期待に応えてくれている」と話した。

将来へ

小玉投手はプロ志望届を提出し、来週のドラフト会議の指名を待つ。「今日の完封はこれからのことを考えても、すごい成長材料になると思います」と話し、「チームが勝つために投げる。それが自分の進路にもつながれば」と続けた。

今週の中央大戦3回戦ではエースの横山楓投手が投げるが、初戦は調子が悪く、小玉投手が連投ながらリリーフでの登板の可能性もある。

東都リーグ1部は来週の15日、16日も3試合が予定されるが、さすがにドラフトの直前という事もあり、各球団ともスカウト会議で忙殺されていると思う。しかし、指名リストに小玉投手や横山投手、東洋大・佐藤都志也選手、など東都リーグの選手を残している球団は、都内に集結したタイミングでスカウトや球団首脳が神宮球場で視察をする可能性もある。

そこでこの日と同じような、一世一代の投球を見せ、直前のアピールをしたい。

2019年度-大学生投手-右投のドラフト候補リスト
2019年度-東都大学リーグのドラフト候補リスト

中大を5安打2四球8三振に抑える快投で、1勝1敗のタイに持ち込んだ。試合後の鳥山泰孝監督は「小玉がこれ以上ないピッチングをしてくれた。今日は強力な中大打線を相手に、ストライク先行で、強気のピッチングに精神面での成長を感じた。これまではチーム事情で先発のチャンスがなかったが、よく期待に応えてくれている」と、内容ある完封勝利をたたえた。

強打の中大打線を単打5本に抑え、長打を許さなかった。プロ志望届を提出。17日のドラフト会議が迫る中「チームが勝つために投げる。それが自分の進路にもつながれば」と力を込めた。

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