東都大学リーグの1部2部入れ替え戦では、東洋大が駒澤大に2連勝し、1部昇格を決めた。
2年・島田投手が153キロリリーフ
1戦目をエース・細野晴希投手の185球の完投で勝利した東洋大は、2戦目は技巧派左腕の野沢秀伍投手が先発すると、スライダー、チェンジアップとストレートの緩急で丁寧な投球を見せ、6回2/3を3安打2奪三振で無失点に抑えた。
7回に2アウト満塁のピンチを招いたが、ここで登板した島田舜也投手が153キロのストレートを投げ込み、1回1/3を1安打無失点に抑える好リリーフを見せた。試合は3-0で東洋大が勝利し、2連勝で1部昇格を決めた。
前日に先発した細野投手はこの日はベンチ外だったが、「うれしい半面、プレッシャーもありますが、ラストシーズンに周りの期待に応えられるように頑張ります」と、秋の1部リーグでの投球に目を向けていた。
東洋大は2年生で侍ジャパン大学代表入りした宮下朝陽選手、打撃や足が注目される石上泰輝選手などもおり、1部リーグでの戦いが注目される。
一方、駒澤大はリーグ戦で4勝を挙げながらも勝ち点が奪えずに最下位となり、入れ替え戦でも東洋大の勢いと左腕投手陣の前に2試合で1得点と打線が沈黙した。最後のリーグ戦となる4年生にとってはつらい状況となってしまったが、3年生で昨年秋に好投を見せていたエーアンリン投手などが春に投げられておらず、秋にチームをすぐに1部に昇格させるような投球を期待したい。
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