東洋大・細野晴希投手が1部リーグでも圧倒的な投球を見せ始めた。
球場表示は147キロ
東都リーグ1部の東洋大vs日大の3回戦、このカードの初戦で東洋大の細野晴希投手は、前週のインフルエンザの影響もあり、4回2失点で降板し負け投手となっていたが、3回戦のこの試合で本領を発揮した。
ガンによる球速は151キロを記録も、ZOZOマリンの球速表示は最速147キロ、「投げやすいと思ったんですが、スピードが全然出ていなくて。ここで160キロを投げているとは、すごいなと思いました」と同学年のトップリーダー・佐々木朗希投手の凄さをあらためて感じたというが、それができるくらいこの日は圧倒的な投球をしていた。
腕がなかなか出てこないフォームで、いざ腕が出てくると、ぐっと伸びてくるストレートが突き刺さる。スプリット、スライダー、カットボールなど多彩な変化球もコントロールし、日大打線から次々と三振を奪っていく。8回を投げて2安打9奪三振無失点、完封も当然狙えたが球数が114球となった所で降板した。
日大の片岡監督も「市川はよく投げてくれた。細野くんもコントロールがまとまっていたので、しっかり振っていくことをやったんですけど、細野くんが上回った、素晴らしいピッチャーだと思う」と絶賛するほどの圧倒的な投球だった。
すでに多くの球団の評価は定まっており、この日は巨人、千葉ロッテ、埼玉西武、東北楽天、広島の5球団9人のスカウトの視察にとどまったが、本調子の細野投手を見られて大正解だった。これからも細野投手の投球は続くと思うが、評価はもう定まった。あとはどこの球団が早く1位指名を決めて公表し、そこにどこが追随してくか。おそらく単独1位指名を許すことはないだろう。
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