デイリースポーツによると、阪神がドラフト上位候補として三菱日立パワーシステムズ横浜の151km/h左腕・福地元春投手をリストアップしているようだ。
パワー型左腕
福地元春投手は九州共立大時代から151km/hを記録する左腕として注目されていた。しかし大瀬良大地投手や川満寛弥投手などがおり、自らも制球に課題がるなど登板機会はそれほど多く無かった。
しかし三菱日立パワーシステムズ横浜に進むと、昨年はリリーフで18試合43回を投げ54奪三振と、球速のある左腕として活躍を見せると、今年は先発として野村亮介投手と2枚看板として活躍している。
特に、先日の侍ジャパン大学代表との練習試合では、5回を投げて1安打8奪三振で無失点に抑える好投を見せた。四死球も0と課題の制球もかなり上がっている。
フォームがオーソドックスで特徴が少なく、大瀬良大地投手のようにプロを相手にパワーピッチングがどれだけ通用するかは分からないが、それでも左腕で151km/hでパワーピッチングで勝負出来る選手はなかなかいない。
中継ぎ投手を補強ポイントに
阪神の球団関係者は福地投手について「パワー系のピッチャー。球持ちが良くなった。十分通用する」と評価し、補強ポイントの一つであるリリーフ投手の候補としているようだ。
阪神は昨年のドラフト1位で左腕の岩貞祐太投手を獲得し、昨日のフレッシュオールスターでも1回をノーヒットに抑える好投を見せた。今年のドラフト1位ではエース候補の獲得を目指し、早大・有原航平投手か済美・安楽智大投手の指名となりそうだ。
しかし、共に他球団も獲得を目指している選手で昨年同様に指名競合が続く可能性がある。福地投手は外れ1位の2番手、3番手あたりに十分入ってくる力がある。
他にも阪神は、田嶋大樹投手や塹江敦哉投手など速球派の左腕投手に注目している。
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