昨日行われた北海道日本ハムのスカウト会議、大渕スカウト部長は「NO.1として評価している中には昨年までの能力、内容、実績なども考慮している。」と説明していることが分かった。
例年以上に
スカウト会議では、「1位に関しては投手を考えています。今年は大学生が豊作だったなと認識しています。大学生の中から選びたい」と大渕スカウト部長が話し、大学生投手の1位指名を明らかにした。その中でNO.1の投手を指名すると話し、早稲田大の早川隆久投手の指名が有力と見られている。
しかし、大渕スカウト部長は他に、「コロナの影響がないわけではないけども、NO.1として評価している中には昨年までの能力、内容、実績なども考慮している。今年の秋の段階だけではない。例年以上に去年までの能力は参考にした」と話していたことが分かった。今年の大学NO.1とすれは、早川投手で間違いないと思うが、わざわざこのような説明をしていることで、想像している投手とは違うということを示唆しているようにも見える。
早川投手は木更津総合時代から注目され、東京六大学でも1年生の春から先発として登板し1年生の春に1勝2敗を挙げている。また昨年は侍ジャパン大学代表入りすると、日米大学野球では5試合中2試合に先発をした。ただし、昨年のリーグ戦では春は3勝2敗、秋は2勝4敗と、球威こそ150キロ前後を投げていたが、試合中盤でつかまる場面もあり、リーグ通算成績は今年春の1勝0敗、秋の3勝0敗を加えても11勝12敗となっている。
また、北海道日本ハムが1位候補に挙げているであろう、地元北海道の苫小牧駒大・伊藤大海投手は、2年生の春に6勝0敗の成績を納め、チームを大学野球選手権に導くと、その年の侍ジャパン大学代表に選出され、日米大学野球で5戦中4試合に登板し、またハーレムベースボールウィークでも6試合に投げた。2年秋は左足首の骨折により登板はなかったものの、昨年は春2勝2敗、秋3勝2敗で、大学代表にも2年連続で選出され、リリーフとして5試合すべてに登板をしている。
このように、昨年までの実績を考えても早川投手の方が有力とはみられるが、1位指名はドラフト直前に決めるという事で、早い段階での1位指名公表はしないかもしれない。



吉村GMはドラフトにおけるチーム方針である「その年のNO・1選手」について、今年は「コロナの影響がないわけではないけども、NO・1として評価している中には昨年までの能力、内容、実績なども考慮している。今年の秋の段階だけではない。例年以上に去年までの能力は参考にした」と特別な事情を加味していることを明かした。
近大・佐藤ら野手の目玉もいるが、吉村浩GMは「野手のNo.1もいるけど、今年は投手のNo・1」と説明した。地元・北海道鹿部町出身で、苫小牧駒大の156キロ右腕・伊藤も1位指名候補に残っているとみられるが、今秋ドラフトの目玉左腕を競合覚悟で指名する。
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