センバツで最速148キロを記録し、ドラフト注目左腕となった秀岳館の川端健斗投手が、公式戦で初の背番号1を背負い初完封勝利を挙げた。
5回まで9奪三振
川端投手はこの日の西日本短大付戦で、初回に満塁のピンチを背負ったものの、そのピンチをしのぐと、その後はキレのあるストレートを中心に5回までに9三振を奪う力投を見せた。
しかし球数が増えた事から「後半は変化球中心に打たせて取ろうと切り替えた」と話し、9回を投げて7安打を許し6四死球を与えたものの要所を締めた。鍛治舎監督が7回に「いけるか?」と聞くと、川端投手は「いけます」と答え、9回155球を投げ切り、初完封勝利を挙げた。奪三振は13。
センバツでは背番号10で好投し、今大会では背番号1を与えられた。「任された試合は自分で行くという時間を持ち出した」と鍛治舎監督は話す。
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川端投手はセンバツ後、「プロや大学、レベルの高いステージで試したい」と話し、プロ入りも意識し始めている。
背番号1となり、リリーフで短いイニングを全力で投げる役割から、先発して9回を完投するスタイルへと変化している時期で、「チェンジアップを多く投げたい」と話している。まだ球数の課題などもあるが、夏の予選までには先発完投型の左腕に生まれ変わり、さらにプロのスカウトの評価が上がっていくかもしれない。
選抜大会後は「プロや大学、レベルの高いステージで試したい」と将来への意識が強くなった。
川端、13K初完封 西日本スポーツ紙面 2017/4/25
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