侍JAPAN、明治大・岡大海選手が快足飛ばして唯一の長打

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 侍JAPANのトップチーム、台湾との3連戦を3連勝で飾った。この日はアマチュア選手最後に明治大の岡大海選手が出場した。

50m5.8秒

 この日の侍JAPANは得点を奪えずにいた。3回に1点を奪ったものの追加点が奪えず、5,6,7回はランナーも出す事ができなかった。8回も1アウトとなり8番・炭谷捕手の所で明治大・岡大海選手が代打に出ると、2つボールを見送った後のインコース高めの球を強振しレフト前に運ぶ。外野手の打球への入り方が良くないと判断すると、1塁ベースを回ったところでさらに加速しセカンドへスライディングした。

 日米大学野球でも同じようなプレーを見せた。打球の強さも光るがとにかく足が抜群に速い。185cmの長身でこれだけの足の速さは驚異的だ。代走を送られてベンチに戻ると、中田翔、浅村栄斗、嶋基宏といった球界を代表する選手からハイタッチを求められた。プロで主力となっている選手が打てなかった長打を、岡選手が打った。

規格外の選手に

 岡大海選手というとまず上げられるのが二刀流という言葉で、153km/hを投げる肩がある。それに50m5.8秒の俊足という事で瞬発力は桁違いのものがある。また投球に対して力強いスイングを見せたり、相手の守備を見ての走塁など、野球のセンスも高いものを持っている。プロでもストレートに対しては早い段階で対応できると思う。

 課題としてはまずは変化球の対応で、これについてはどんな選手も苦労することだろう。外角の球の対応ができるようになって欲しい。またもう一つは守備で、抜群の強肩があるがその精度はもう一つで、大学では投手としてもプレーしていたために時間が間に合わず一塁手で出場している。守備の基本をしっかりと学んで欲しい。

 北海道日本ハムはライトに160km/hの大谷翔平選手、レフトに147km/hの中田翔選手、そしてセンターに153km/hの岡大海選手となれば、抜群の強肩外野陣となる。投手で151km/hを投げていた糸井選手が一流選手に育った場所で、岡選手も大きく成長して欲しい。

 その目はキラキラと輝いていた。1-0の八回一死。代打・岡(明大)が2ボールからの3球目、内角高め140キロを強引に弾き返す。50メートル走5秒台の快足を飛ばして二塁を陥れた。

 「緊張したけれど、ボールを2球、見ることができたので打てました。打席の直前に、中田さんから『いけよ!』と声をかけてもらいました」

 

 代表28選手の中で大トリデビューを果たした22歳がこの日、チーム唯一の長打となる二塁打。直後に代走を送られたが一塁ベンチは拍手喝采だ。

 明大4年。東京六大学リーグでは投打の二刀流に挑み「4番・投手」を経験。今秋のドラフト会議で日本ハムから3位指名された直後の会見で、「自分も大谷君のように二刀流でやりたい気持ちがある」と意欲を口にした。この日は「球団の方針に従いたい」と話し、野手として勝負する予定だが、往年のスポ根漫画「エースをねらえ!」の岡ひろみ宜しく球界のエースを狙える逸材だ。

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コメント

  1. 栗山が二刀流をほのめかしてる模様