早大・早川隆久投手との投げ合いが注目された明治大の入江大生投手だったが、この日は152キロを記録して意地を見せたものの、5回7安打6失点でノックアウトされた。
リリースが高い
高校時代の夏の甲子園での対決や、U18のチームメイトだった繋がりから、早大・早川隆久投手とのエース同士の対決が注目されていた明治大・入江大生投手だったが、直接対決では力を見せつけられた形となった。
5回7安打6失点で降板し、「これぐらいのピッチングしかできないのが、自分の実力。」と話した。そして早川投手について、「球筋も球威も全然違う。別人が投げているような感じだった」と認めた。
この日視察した広島・苑田スカウトは「切れのいいストレートを投げるが、高めが多い。リリースが高いのかな」と話した。入江投手の持ち味は、外角低めに伸びるストレートと沈む球だが、この日は調子が良くなかったように見える。
それでも最速は152キロを記録した。高校時代は今井達也投手の急成長でエースを交代し、野手に専念して甲子園で3本塁打を打った。大学で再び投手に転向したものの、リーグ戦ではここまで2勝7敗と、これからの投手だと思う。
2016年の甲子園で、2試合連続完封勝利の早川投手から、その第1打席にホームランを打って黒星を付けた。早川投手はその悔しさから、プロ入りを断念し、大学野球でここまでの投手となった。
試合後に「人格を変えてやっていきたい」と話した。入江投手にとって、この日、負けた事が、将来の大きな財産になると思う。次戦からの投球が注目される。
視察した広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「切れのいいストレートを投げるが、高めが多い。リリースが高いのかな」と分析した。
「圧倒的な力の差を見せつけられて負けるということは非常に悔しい」と声を絞り出した。苦い経験を糧に、20日の連投も辞さず。「人格を変えてやっていきたい」と奮起した。
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