星槎道都大の左腕・滝田一希投手が１５３キロ記録し６回途中９奪三振３失点、日本ハムスカウト視察

星槎道都大の153キロ左腕・滝田一希投手が、札幌大戦で先発し、6回途中まで投げて3失点も9つの三振を奪う力投を見せた。北海道日本ハムのスカウトが視察をしている。

153キロ

滝田一希投手は最速153キロの速球を投げ、昨年はソフトバンク3軍に圧倒的な投球を見せて注目されると、12月に行われた侍ジャパン大学代表候補合宿にも参加し、力強いストレートを見せていた。

この日の札幌大戦では、初回に153キロを記録すると2回までパーフェクト投球をみせる。3回に2安打を許すも無失点に抑えた。しかし、四死球を5つ与えるなどコントロールが乱れる場面もあり6回途中まで投げて3失点、それでも9つの三振でそれ以上の失点をしなかった。

この日は北海道日本ハムなどのスカウトが視察をしていたが、「プロに行って活躍するというのを目標にしている。全国に行けたら、恥じないような投球をして、スカウトの評価ももらえればいいなと思う」と話す。

昨年5月に母親が心筋梗塞で亡くなった。今月に行った一周忌の法要で、「優勝してくる」と墓前に誓ったという。チームは7勝2敗で昨年秋に続くリーグ優勝に王手をかける。滝田投手の投げる球に、たくさんの力が加わって全国の舞台に向かっていく。