【大学野球】大学野球選手権で関大・米沢友翔投手と慶大・渡辺和大投手の両左腕がドラフト1位候補に浮上

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全日本大学野球選手権大会が終わり、優勝した関西大のエース・米沢友翔投手(4年)と、準優勝の慶大の渡辺和大投手(4年)の両左腕が、今秋のドラフト1位候補に浮上した。セ・リーグのスカウトも両投手を評価する。

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連投をものともせず、5回無失点で頂点へ

関西大を日本一に導いた米沢友翔投手は、大会5戦中4試合で先発し、連投となった決勝でも先発して5回を無失点に封じ、54年ぶりの全国制覇へとチームを牽引した。故障などもあり3年まで実績が無かったが、春のリーグ戦、そしてこの大会をで評価を一気に上げた。

セ・リーグのスカウト:「3年まで肘の故障などで目立たなかったが、今年に入って出てきたピッチャー。最大の長所はコントロールが良いこと。右打者の外角への落ちる球や、カーブを狙ったところに投げられる。ストレートのアベレージは144、5キロ。最近のドラフト上位候補にしてはスピードがないけれども、トレーニングなどで球速は上がる可能性もある。同じ関西地方の左腕では立命大の有馬伽久(4年)が昨秋の明治神宮大会で注目されましたが、今年に入って制球が悪く、伸び悩んでいる。米沢は今大会で有馬に代わる上位候補に躍り出たんじゃないでしょうか」

と評価する。

準決勝で15奪三振、慶大・渡辺和大投手も評価を上げる

また、決勝で敗れた慶大のエース・渡辺和大投手も、13日の準決勝・東北福祉大戦で7回3分の1を投げ、1安打無失点。8者連続を含む15奪三振をマークし、大会タイ記録に並ぶ圧巻の投球を披露した。

同スカウトは渡辺投手についても、米沢投手と並ぶ存在として注目している。

セ・リーグのスカウト:「内外角への制球がよいうえに、肩のスタミナがある。粘り強いピッチングができるのもプラス。球速はアベレージで145、6キロで、スピードは米沢よりある。右打者の外角への速球に緩急をつけているのも面白い」

東京六大学では1年秋から登板し、2年の秋からはエース格としてなげるようになった。今春は1シーズン7勝を上げ、慶応大の優勝に大きく貢献。制球力に肩のスタミナを兼ね備え、球速のアベレージでは米沢投手以上と評価する。

昨秋の明治神宮大会で注目を集めながら今年に入って不調の立命大の有馬伽久投手(4年)に代わり、この大会で台頭した2人の左腕が、上位候補の構図を塗り替えつつある。

1位候補12人確保は困難、今後の内容次第でさらに浮上も

前出のスカウトによれば、今年は「今年は1位候補を12人集めることが難しい」(日刊ゲンダイ)と話しているという。そして、今月下旬の日本代表合宿、その後の国際大会、秋のリーグ戦などでの内容次第では、「2人とも1位候補になる可能性もある」とみている。

個人的に、米沢投手はドラフト1位指名は確実と評価し、立命館大の有馬投手も昨年の投球もあり1位指名の可能性は非常に高いと評価する。渡辺投手は他のドラフト1位候補次第という所で、現時点では2位以上は確実という評価だ。ただし、大学生の左腕投手のレベルが高い今年、プロ12球団も左腕投手の獲得をターゲットとして米沢投手、有馬投手の指名競合となれば、外れ1位で渡辺投手を確保するという動きにもなるかもしれないし、それを避けるために先に渡辺投手の単独1位指名を公表するような球団も出てくるかもしれない。

【米沢 友翔】 プロフィール

  • 所属: 関西大学(4年)
  • ポジション: 投手
  • 投打: 左投
  • 主な特徴や実績: 3年までは肘の故障などで目立たなかったが、今年に入って急成長した左腕。最大の武器は制球力で、右打者の外角への落ちる球やカーブを狙ったところに投げ込む。ストレートはアベレージ144、5キロ。第75回全日本大学野球選手権記念大会では準決勝からの連投となった決勝で先発し、5回無失点と好投。関大の54年ぶり3度目の全国制覇を牽引した。秋以降の上積みで、ドラフト上位候補としてのさらなる飛躍が期待される。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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