夏の高校野球京都大会では、京都翔英が立命館宇治に敗れて、甲子園出場にあと一歩届かなかった。プロ注目のスラッガー・小笠原蒼選手はプロ志望届提出を明言し、この日視察した6球団のスカウトからも非常に高い評価が聞かれた。
高校生の中で抜けている
この日は3-2の5回1アウト1塁で打席に入った小笠原蒼選手、ライトスタンドに飛び込む2ランホームランを放ち、高校通算29号とした。2安打を記録したものの、9回には5-6の2アウト2塁の場面では申告敬遠を受けた。続く橘田選手のタイムリーで同点に追いつくも、その裏に犠牲フライでサヨナラ負けとなった。
小笠原選手は「勝負してほしい欲はあったが、相手の作戦なので何も言えない。その後が続いてくれてよかった」と話した。
試合後に小笠原選手は「高校野球はひと区切りがつきました。プロは厳しいと思います。甲子園で活躍できれば良かったんですが」と話し、甲子園に出場して自信をつけた上でプロ入りしたかったと話した。しかし、プロ志望届について「出します」と話し、「すぐ動けるように、新チームの練習から入っていきたい」と、練習を続けていくと話した。
この日は6球団のスカウトが視察をし、
巨人・桜井スカウト:「長打も単打も打つことができる選手。バットを強く振れることが一番の魅力」
横浜DeNA・河原スカウティングディレクター:「どっしりしていて、すり足で、逆方向にも打てる。筒香嘉智のような雰囲気がある。高校生の中でも抜けていて、トップクラスにパワーがある」
と評価し、横浜DeNAは筒香クラスと評価した。
今年は一塁手で左打ちのスラッガーとして、花巻東の佐々木麟太郎選手、広陵の真鍋慧選手、九州国際大付の佐倉俠史朗選手が注目されているが、ここまでの高い評価となるとこの3人と同等かそれ以上に評価をしている可能性もあり、ドラフト1位指名の可能性もありそうだ。
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