東芝の１４９キロサイド右腕・粂直輝投手が３回１安打無失点

社会人野球のJABA関東選抜リーグでは、東芝の粂直輝投手が2番手で登板し、3回1安打無失点の好投を見せた。

「プロには行きたい」

粂直輝投手はサイドハンドから最速149キロの球を投げる投手で、帝京大を卒業して今年2年目でドラフト指名解禁となる。

この日の日本通運戦では1点ビハインドの4回から登板すると、横からの強いストレートを中心に打たせて取り、テンポの良い投球を見せた。5回には1アウトからヒットでランナーを出したが、その走者をけん制でアウトにし、6回までの3回を1安打無失点、二塁を踏ませなかった。

「最近調子が悪かったが、今日はいい結果を出せた」と話す粂投手、ドラフトについては、「プロには行きたいんですけど、とにかく今はチームのために投げる」と話し、まずは11月の日本選手権での投球を強く意識している。

現役ではDeNAの伊勢投手やソフトバンクの津森投手など、リリーフで活躍する投手も多いサイドハンドピッチャー、今年のドラフト会議では名城大の151キロ右腕・松本凌人投手も注目されるが、粂投手も投球ではスライダーが多いものの、ストレートの威力も十分ある。

大学卒社会人2年目の投手で、いい位置で指名される可能性もありそうだ。