BC・新潟の伊藤琉偉選手が猛打賞で１０球団スカウトにアピール、楽天・巨人が評価

BCリーグ選抜が横浜DeNAの2軍と交流試合を行い、新潟アルビレックスの伊藤琉偉選手が1番で3安打をマーク、視察した10球団のスカウトにアピールした。

癖のない打撃フォーム

BCリーグ選抜と横浜DeNA2軍との試合で、1番セカンドで出場した伊藤琉偉選手は、第1打席にセンター前ヒット、第2打席にレフト前ヒットを打つと、第5打席ではライト前ヒットと6打数3安打の活躍を見せた。

伊藤選手は元々はショートで派手さはないものの、気負うことのないような感じで無難に処理をしていく余裕のあるプレーをする。また打撃でも同じ感じで、打席では力感なく柔らかくバットを出し、本当に広角にヒットを打つ。それでいて外野手の頭を超す打球も飛ばせるのが魅力だ。

「内角をセンターからライトにさばく意識に変えた事」で打撃が好調になり、プロのスカウトが注目する存在になった。この日は全方向に安打を打ち分け、素晴らしいアピールとなった。

この日は10球団のスカウトが視察をした。

東北楽天・沖原スカウト：「癖のない打撃フォームがいい」

巨人・柏田スカウト：「うまく打っていた。若いから伸びしろがある」

と評価した。

まだ21歳の遊撃手が、NPBでどんな感じの選手になっていくのか、ぜひ見てみたい。

10球団が視察、新潟伊藤猛打　ー　スポーツ報知紙面