5球団スカウト前で立命大・坂本裕哉投手10K、156キロ右腕・福島滉貴投手1年半ぶり登板

立命館大, 福島滉貴, 坂本裕哉

立命館大は、プロ注目の148キロ左腕・坂本裕哉投手が8回4安打10奪三振1失点の好投を見せた。また156キロの速球を投げる福島滉貴投手が1年半ぶりの登板を果たした。

共にプロ志望届提出

関西学院大と対戦した立命館大は、エースでプロ注目の148キロ左腕・坂本裕哉投手が登板すると、テンポよく力のある球を投げ込み、8回までわずか4安打、10個の三振を奪った。4回に先制点を許したものの、無四球で投げ切った。「力を抜いて理想のフォームで投げられた」と納得のピッチングだった。

また、9回からは156キロ右腕の福島滉貴投手が1年半ぶりの登板を果たした。福島投手は2年生春のリーグ戦で156キロを記録し、今年のドラフトの目玉として注目される投手だった。しかし、昨年秋から右肩痛を発症し、ドラフトイヤーとなった今年春もオープン戦やリーグ戦で登板はなかった。

それでも、9月14日にオープン戦で久々の実戦登板をすると、1回2失点も146キロを記録し、この日のリーグ戦復帰登板となった。しかし、先頭打者をセカンドフライに打ち取ったものの、続くバッターに四球を与えると、その次の打者にも3球連続ボールとなったところで交代を告げられた。

この日は坂本投手の投球を見ようと、5球団のスカウトが視察に訪れていたが、後藤監督は「就活のつもりで投げさせたが、無様な球で、情けないと思って代えた。開き直って投げてほしかった」と話した。福島投手は「結果はふがいなかったけど、自分1人の力では立つことができなかった。監督、コーチへの感謝の気持ちとうれしさと、投げられるのが、こんなにうれしいものなのかと思った。どんなに迷惑をかけても、また見たいと思ってくれる人がいる。すごく恵まれている」と話した。

坂本投手、福島投手は、プロ志望届を提出したことを明らかにした。福島投手は「今後も野球を続けたい。いろんな可能性を残すために出した。」と話した。それでも、この日、登板したことについて、「少しアピールもあったけど、プロに行けることはないと思う」と現実をしっかりと見据えた。

今年のドラフト候補をチェックしていく上でも、常に頭の中に福島投手の存在があった。現時点でプロ入りというのは遠い目標になってしまったかもしれないが、野球界から福島投手を失うのは非常に惜しい。社会人野球などである程度時間をかけて、再び156キロのストレートを見たいと強く願う。

チームメートの坂本裕哉投手(4年)とともにすでにプロ志望届を提出したが、アピールすることができなかった。「いろんな可能性を残すために(プロ志望届を)出した。少しアピールもあったけど、プロに行けることはないと思う」と、福島は自分の立場を冷静に直視していた。

2年春の関大戦で156キロをマークしたが、その後は右肩痛を発症し、実戦から遠ざかっていた。それでも、今月14日のオープン戦では1回2失点も146キロを計測。この日の12球の復活登板には「結果はふがいないですけど、あそこ(マウンド)にもう一度立たせてもらえた。自分一人じゃ立たせてもらえなかったので、感謝の気持ちとうれしい思いです」と喜んだ一方、「監督さんには“勝っても負けても今日の試合はお前に預けるつもりだった”と言われた。そこで気持ちに応えられなかったのは悔しい」と唇を噛んだ。

プロ志望のサウスポーは、ドラフト会議(10月17日)前最後の登板が見込まれる第6節の近大戦を見据え「インパクトを残すピッチングをしたい」と気迫をみなぎらせた。


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