ドラフト1位選手有終の美、早大・早川隆久投手は6勝挙げ東京六大学制す

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東京六大学では勝ったチームが優勝となる早慶戦が行われ、早稲田大が9回2アウトから蛭間拓哉選手の逆転2ランホームランが飛び出し、優勝を納めた。8回2アウトから登板した早川隆久投手が今季6勝を挙げた。

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エースの投球で

試合後、早川隆久投手も号泣をしていた。この戦いの前に「僕も終わったら泣くのかなあ」と、各地の大学のリーグ戦で優勝チームの選手が涙を流す場面を見て、早川投手はつぶやいていた。

この日は8回、慶応大が2-1とリードし、8回裏になおも2アウト1,3塁とダメ押しするチャンスを迎えていた。ここで早稲田大は、前日に122球を投げて完投勝利をしているエースの早川投手を投入し、すべてストレートでこのピンチをおさえた。

すると9回、慶応大もエース・木澤尚文投手が登板する。2アウトとなるもランナーが出たところで、早稲田大は前日に木澤選手からホームランを放っている蛭間拓哉選手が打席に入る。慶応大も木澤投手から左の生井惇己投手にスイッチさせた。

しかし、その初球のカーブを振りぬくと、打球はセンターバックスクリーンに飛び込む逆転の2ランホームランとなった。そして9回裏、早川投手はランナーを許すものの、最後は空振り三振を奪い、東京六大学を制した。

エースとして今季6勝0敗、46回を投げて防御率は0.39。主将も務め、10季ぶりの優勝を手にした。「有終の美を飾れたっていうのは本当によかった」と話す。そして、「まだ監督から学ぶこともある。鍛え直して仙台に向けて準備していきたい」と、小宮山監督からプロでの投球を学び、ドラフト1位指名された東北楽天ファンの待つ仙台へと向かう。

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「僕も終わったら泣くのかなあ」。前週、学生最後のリーグ戦を終えた他校の選手がグラウンドで涙したと聞いた早川は早慶戦前につぶやいた。そして、こうも言った。「(優勝校に与えられる)天皇杯を獲って、プロに行く」。現実となった。早慶戦史に残る名勝負を制し、その手で天皇杯を受け取った。

「有終の美を飾れたっていうのは本当によかった」とエースも目を熱くさせた。「知りうるすべてを伝えて、(楽天の本拠である)仙台できょうのようなピッチングを繰り返してもらえれば」と指揮官。熱いエールを送り、頼もしい教え子を送り出す。

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