県史上初の4季連続甲子園出場を決めた横浜高のエース・織田翔希投手(3年)が28日、横浜市内の同校グラウンドで公開された練習に参加した。今秋ドラフト1位候補の最速157キロ右腕は、桐光学園との決勝で痛めた左足について「大丈夫です」と問題なしを強調。8月5日開幕の甲子園大会へ「凄く楽しみな気持ちでいっぱいです」と、万全の状態で聖地に乗り込む構えを見せた。
決勝で痛めた左足は問題なし、万全アピール
26日に22度目の甲子園出場を決めた横浜高が、横浜市内の同校グラウンドで練習を公開した。今秋ドラフト1位候補で最速157キロ右腕の織田翔希投手は、キャッチボールやウェートトレーニング、ウォーキングなどで体を動かした。
桐光学園との決勝の9回、一塁ベースカバーへ入った際に痛めた左足の状態が心配されたが、この日は不安を感じさせない動きを披露。患部については「大丈夫」と問題なしを強調した。甲子園への出発を数日後に控え、「ここまで成長させていただいたのがこのグラウンド。まだできることはある。感謝の気持ちを持って、残り数日を過ごしたい」と、地元での最後の調整に感謝を込めた。
来月5日開幕の甲子園大会は万全の状態で迎える見込みで、織田投手は「凄く楽しみな気持ちでいっぱいです」と心待ちにした。
決勝で自己最速タイの157キロも「納得のいく球を投げられていない」
1失点完投した決勝では、9回に自己最速タイの157キロをマークした。今夏、自己最速を3キロ更新した右腕だが、自己最速更新については「意欲はない。正直、納得のいく球を投げられていない」と語り、球速という数字よりも投球の質を追い求める姿勢をのぞかせた。
甲子園には春夏合わせて3度出場し、自身は6勝1敗。1998年以来の夏制覇へ「任されたイニングを全力で投げたい」と意気込んだ。
村田監督の“大怪物化”指令、聖地でのさらなる進化へ
練習後、取材に応じた村田浩明監督は、織田投手を「神奈川大会で最後、本当に怪物になってくれた」と高く評価した。その上で、「彼には『大怪物』と言っている。怪物の中でもさらにすごい怪物になってほしいと思ってずっとやってきて、今度甲子園という球場でなれるチャンスがある」と、エースのさらなる進化を心待ちにした。
1998年の松坂大輔投手がその例となる。松坂投手も2年秋から140キロ後半の速球を投げ、明治神宮大会、センバツで優勝をし、怪物として君臨した。しかし、その怪物は3年夏の甲子園で、PL学園との延長17回の死闘、決勝でのノーヒットノーランなど、怪物伝説をさらに上書きするようなドラマで大怪物となった。
甲子園では、昨夏全国制覇の沖縄尚学が新垣有絃投手、末吉良丞投手のダブルエースを擁して連覇を狙い、左腕から150キロの速球を投げる聖隷クリストファーの高部陸投手など全国の怪物が集う。その中でもトップオブトップの力を見せる事を期待したい。
【織田 翔希】 プロフィール
- 所属:横浜高校(3年)
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 主な特徴や実績:今秋ドラフト1位候補に挙がる最速157キロ右腕。県史上初の4季連続甲子園出場を決めた神奈川大会では、桐光学園との決勝で1失点完投し、9回に自己最速タイの157キロをマークした。今夏は自己最速を3キロ更新。決勝で痛めた左足も回復し、来月5日開幕の甲子園大会へ万全の状態で臨む。村田監督から“大怪物化”を託されたエースは、1998年以来の夏制覇を目指す。























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