広島がドラフト4位の花咲徳栄・韮澤雄也選手と仮契約、小園と勝負

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広島は、ドラフト4位で指名した花咲徳栄の韮澤雄也選手と、契約金4000万円、年俸500万円で仮契約を交わした。プレーの綺麗さを武器に、足を鍛えて小園選手と勝負する。

小園と対決

岩井監督は韮澤雄也選手について、「韮沢が一番いいのはプレーのきれいさ。見ていて美しいよね」と話す。ショートの守備でも柔らかさがあり、打撃でもしなやかさがある。ハンマートレーニングなどで強打を誇る花咲徳栄打線の中で、一凛の花のような姿を見せる。

特に、土のグラウンドであるマツダスタジアムでプレーするカープは、基本に忠実な守備を見せる韮澤選手の獲得を狙っていた。昨年のドラフト1位で小園海斗選手を獲得していたにも関わらずである。

小園選手は今年、故障の田中選手に変わってショートに入り、9つのエラーをした。抜群の強肩と足で広い守備範囲も見せるが、守備には課題もある。韮澤選手は小園選手とは対照的な遊撃手で、足は6秒台前半を記録したことはなく、肩も弱くはないが肩で注目される選手ではない。しかし、武器のしなやかさで小園選手と勝負できる。

韮澤選手は「ショートで、1番や3番を打てる選手に」と話し、「3、4年ぐらいで1軍に出たい気持ちはあります。小園さんに並んで超えられるように、見て学んで自分のものにしたいです」と小園選手にターゲットを絞っている。課題については「走ることなんです」と自覚をしている。少年時代は新潟の魚沼で育ち、積雪が2m以上になる豪雪地帯で走り回る季節は短かった。50m5.6秒を記録する小園選手との対決となるが、「それでも高校3年間でかなり速くなったんです」と砂浜トレーニングで足も成長途中だという。

U18代表を見ても控えめなところもある。しかし、プレーからは地道な努力がはっきりと見て取れる。活発で広い範囲を走り回る小園選手とはその面でも対照的かもしれない。この二人のショート争いが非常に楽しみだ。

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昨年のドラフト1位小園は、報徳学園時代に50メートル5秒6をマークした。韮沢は6秒台前半がなかなか出ない。出身は新潟・魚沼。幼少期、積雪2メートル級の特定豪雪地帯では、好き放題に走り回れる季節は少なかった。「それでも高校3年間でかなり速くなったんです」と弱点克服に励んできた。

「3、4年ぐらいで1軍に出たい気持ちはあります。小園さんに並んで超えられるように、見て学んで自分のものにしたいです」

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