【ソフトバンク】スタンフォード大・佐々木麟太郎選手が一時帰国、ソフトバンクとの面談やMLBドラフト控え「1か月以内に次の道」

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米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(21)が米国から羽田空港へと一時帰国し、詰めかけた多くの報道陣に対して自らの将来に向けた率直な胸の内を語った。昨秋のプロ野球ドラフト会議において福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受けた怪物スラッガーは、福岡を初めて訪問し、1軍本拠地のみずほPayPayドームや2軍施設タマスタ筑後の見学を含めた球団との面談に臨むことを公表。日米を股にかけた運命の選択が迫る中、高校通算140本塁打を誇る稀代の大砲が、人生の大きな岐路に直面した並々ならぬ決意を明らかにした。

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福岡での面談を控えた怪物スラッガー、自身のプレースタイルと「打撃特化」のホークスの融合を語る

日米の野球界から途方もない注目を浴びる中での一時帰国となったが、スタンフォード大の佐々木麟太郎選手は羽田空港に集まった報道陣に対して方針を語った。次の進路選択に向けて佐々木選手は「帰国したばかりでまだ実感はないですが、次の人生の選択がかかっている。1カ月以内に次の道が見えてくる。プレッシャーもありますが、楽しみの方が多いです」と話し、この1か月で自分の人生の向かう方向が決まる事についての覚悟とワクワク感について素直に話した。

福岡ソフトバンクホークスとの面談では、みずほPayPayドームなどの最新鋭の環境を肌で感じる予定であり、「球団と自分自身をどうマッチさせながら育成プランを描いていただけているのか、お話を聞くのが凄く楽しみ」と話すと、福岡ソフトバンクホークスに対しても、「日本を代表する強いチームで心配することが少ない。入ってみないと分からないが、打撃に特化していてプレースタイルとマッチしてくると思う」と語り、自身の長打力を最大限に発揮できる理想的な球団としての高い信頼感をのぞかせた。

指名挨拶を交わした城島健司CBOに対しても、はるばる日本からアメリカへと足を運んでくれたことへの深い感謝を示し、「本当に自分自身を求められているっていうことをすごく感じました。城島さんはソフトバンクでも、メジャーでも経験されている選手であり、今は球団を率いている方だと思っています。素晴らしい人であり、素晴らしい野球選手というイメージがあります。城島さんとお会いできたことは、すごく心から光栄に思いました」とリスペクトの念を滲ませた。

王貞治球団会長が改めて送った熱烈ラブコール、佐々木選手に3つの選択肢

佐々木選手の一時帰国に先立ち、熱いラブコールを送ったのが福岡ソフトバンクホークスの大看板である王貞治球団会長だった。都内での記者発表に出席した王球団会長は、佐々木選手が誇る天性のパワーに並々ならぬ魅力を感じており、熱い言葉でその将来性に期待を寄せた。

「長打力はあとで付けられるものではない。それを最初から持っているというのは魅力だし、ファンの人が一番望んでいるのはホームラン。そういう期待に応えられる持ち味を持っている選手が求められる。大谷君(ドジャース)なんかの活躍を見れば、どうしてもメジャーに対する魅力はあるんだろうけど、日本で弾みをつけてからアメリカに行ってほしいなと思う。彼が日本のプロ野球でやるということはファンの人たちも望んでいること。そうなってくれれば一番」。

この日本球界のレジェンドからの熱烈な勧誘やファンの大きな期待を受け止めながら、佐々木選手は自らが進むべき道の選択に対して、客観的かつ平等な視点を持っていた。進路の決め手について、「今まで歩んできたキャリアと自分の中での目標と理想が合う、そこに対して責任を持って歩みたいと思えるところを選んでいきたい」、「自信を持って歩みたいと思えるところを誠実に平等に見て決めたい。まずは知ることかなと思う」と語り、決して一時の感情に流されることなく、誠意を持ってすべての可能性をフラットに見極める考えを示した。

佐々木選手には、福岡ソフトバンクホークスへの入団のほかに、指名が有力視されるMLBドラフト会議での指名球団、そしてプロ入りを先送りしてスタンフォード大へ残留するという、合計3つの選択肢が用意されている。この贅沢かつ重圧の大きいシチュエーションに対し、「まだまだ今後が不透明で大学に残るオプションもつくっていただけた。もちろん不安、プレッシャーもありますし、使命、責任感も感じています。この1カ月は自分の人生の中で、一番ストレスになることも多いかなと思います。でもしっかり向き合って決めていくことが野球選手、人間としての宿命かなと思います。三つの選択肢に感謝し、まずは決めたい」、と語り、大器ならではの責任と覚悟を強く語った。

岩手への帰省と父・佐々木洋監督との面談、運命の7月に向けた揺るぎない覚悟

福岡での面談を終えた後、佐々木選手は実家のある岩手へと一時帰省する予定で、そこでは、自らのプレースタイルを誰よりも理解し、花巻東高の監督として今夏も甲子園出場を狙う父・佐々木洋監督ともこれからのキャリアについて相談を重ねる方針である。「岩手には戻る予定でいますので、多少はコミュニケーションを取れるんじゃないかなと思います。でも、父親もこれから夏の大会を控えているので、なかなか全員でどうなるかは分からないんですけど、家族と一緒に責任を持って、ある程度の方向性を定めていけたらなとは思っています」と話した。

米国2年目となった今季は、全52試合に出場して打率.261、チームトップの16本塁打、47打点をマークし、昨秋から大きくビルドアップして長打力をさらに向上させた。今月中旬のMLBドラフト、そして7月末に設定された福岡ソフトバンクホークスとの交渉期限。日本人初となるカレッジの舞台から、ドジャースで驚異的な大活躍を見せる大谷翔平選手らと同じプロの頂点へと這い上がるための激動の1ヶ月が始まる。稀代の「バットマン」が誠実に向き合い、平等な視点で導き出す答えの行方から、日本全国、そして全米のファンが片時も目が離せない。

【佐々木 麟太郎】 プロフィール

  • 氏名:佐々木 麟太郎(ささき・りんたろう)
  • 所属:スタンフォード大学(2年)
  • 出身:岩手県北上市(江釣子ジュニアスポーツ少年団 - 金ケ崎シニア - 花巻東高校出身)
  • ポジション:内野手
  • 投打:右投左打
  • 身長・体重:184cm、113kg
  • 主な特徴や実績:高校通算140本塁打を記録した超高校級スラッガー。スタンフォード大進学後は2年目の今季に54試合16本塁打47打点と長打力をさらに開花させ、打球飛距離139.6メートルを記録。昨秋ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受け、今夏のMLBドラフトでも注目株とされる。プロ入りか大学残留か、3つの選択肢に対して「宿命」として誠実に向き合う、日本野球界を代表するロマン溢れる大砲。
2025年ドラフト会議指名選手一覧
2025年のドラフト会議は10月23日に行われ、支配下ドラフトが73人(昨年より4人増)、育成ドラフト43人(同11人減)の合計116人(同7人減)人が指名されました。
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米スタンフォード大・佐々木麟太郎内野手(21)が29日夕、一時帰国した。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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