阪神が中央大の155キロ右腕・西舘勇陽投手をドラフト1位指名候補にリストアップしていることがわかった。
「スケールが大きく、将来性もある」
阪神は大学生投手の1位指名が有力となっているが、その中に中央大の西舘勇陽投手を候補にリストアップしている。クイック投法から155キロの速球を投げ、フォークボールやカットボールをコントロール良く投げる右腕投手で、タイミングを外すカーブなども使う右腕投手で、昨秋、今春の東都リーグ1部で奪三振数がNO.1、この秋も31回を投げて35個の三振を奪っており、東都のドクターKと称される。
9月22日の亜細亜大戦でも最速は148キロ止まりだったが、1安打無四球で完封勝利を挙げ、試合を作る能力も高く、球団関係者は「スケールが大きく、将来性もある」と高く評価している。
阪神はこれまで7月には東洋大・細野晴希投手がドラフト1位指名候補として表示され、国学院大・武内夏暉投手、亜細亜大・草加勝投手、青学大・下村海翔投手をチェックしていると報じられ、10月に入ってからは青山学院大の常広羽也斗投手、桐蔭横浜大の古謝樹投手が1位候補とし報じられていた。この日の報道でも西舘投手の他に、常広投手、古謝投手、武内投手、細野投手、下村投手、そして名城大の岩井俊介投手、大商大の上田大河投手も最上位クラスにランク付けしていると報じられ、岡田監督も12日までにこれらの投手を映像でチェックし、ドラフト直前に1位指名を決める。
阪神は今年、村上投手、伊藤将投手、大竹投手が先発で10勝を挙げ、セ・リーグ制覇の大きな原動力となった。来年も同じ成績を残せるかはわからないが、三振の奪える西舘投手にリリーフとしての可能性を見ることも含め、岡田監督がどの点を評価して1位指名を選ぶのかが注目される。
9月22日の亜大戦は圧巻の内容。最速148キロながら1安打無四球で完封勝利。打者28人で打ち取る準完全試合を果たした。コントロールが良く、試合を組み立てる力に優れている。球団関係者は「スケールが大きく、将来性もある」と備わったエンジンの大きさを高く評価。実力は即戦力で、既に抑え候補と見ている球団もあるほどだ。
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