東邦高校で最速149キロの速球を投げる宮國凌空投手が、プロ志望届を提出することがわかった。「一番に目指しているのはプロ」と話す。
右肩痛で
宮國凌空投手は昨年夏に2年生ながらチームのエース格として三浦心空投手(明治大)と共に投げ、チームを愛知大会決勝まで導いた。また、新チームとなった秋にはエースとして東海大会で優勝しセンバツ出場を決めると共に、今年のドラフト候補として注目される存在となっていた。
しかし秋季の愛知大会中から右肩を痛めており、一時は重りをもつだけで痛みが出る状態になってしまい冬はノースロー、その影響もあり今春のセンバツでは2試合に先発するも11回で7失点と本来の投球ができず、夏も愛知大会で登板は無く、ドラフト候補としても徐々に名前が挙がらなくなってしまう。
しかし、「甲子園にいる期間が充実していた。調子は良くなかったけど出せるベストは出せた」と話し、その後は最速149キロを記録するまで回復すると、変化球も球速も平均で4キロほど速くなったという。
そして宮國投手はプロ志望届を提出する。「東邦に入る前から高校卒業後にプロに入るのが目標だった。一番に目指しているのはプロ」と話し、プロ入りへの強い想いを胸に、「育成でも指名があればプロにいく。でも、目指してるのは支配下」と話し、「けがで離脱すると周りに負担を掛けるし、チームにも貢献できない。シーズンを通して出続けられる選手になりたい」と長くプロで活躍する事を目指す。
肩の状態が良くなく、ストレートを思い切り投げられない時に、変化球をうまく使いながらの投球で勝つ事でもきており、投球の幅を広げることができた。夏にどのような状態だったのか、それ以降の練習での投球がどうなっているのか、それをチェックしているスカウトがいるかなどが気になるが、元々は高校生右腕で高い評価をされており、ドラフト会議では育成ドラフトで指名される力は十分にあると思う。

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