法政大の安本竜二選手が、東京六大学リーグ記録に並ぶ5試合連続ホームランを記録した。「とことん上でやりたい」とプロ入りに向けて進んでいる。
5試合連続ホームラン
慶応大との3戦で3試合連続ホームラン、そして立教大との1回戦で4試合連続ホームランを記録していた安本竜二選手、この日の立教大2回戦でも5回、2アウト3塁の場面でカウント1-1からの甘い球を振りぬき、打球は左中間スタンドに飛び込んだ。「完璧に捉えられた。」と自賛のホームランだった。
今年2月の鴨川キャンプで法政大・金光副部長は、安本選手について「ヘッドスピードが速い。打球音が違う。右中間にも飛ぶようになった。投手の右左関係なく打てる」とネット裏から見ていたという。そして監督代行となった今シーズン、安本選手を起用すると最初の東大とのカードでは7打数2安打と調子が悪く、大学ラストイヤーという事もあり安本選手も気持ちが先走っていたと話す。
しかし、「腹をくくろう。結果を受け入れるしかない」と臨んだ慶大のカードから5試合連続ホームランとなった。慶応大の岩見雅紀選手(2017年東北楽天ドラフト2位)に並ぶ記録となった。
とことん上でやりたい
安本選手は静岡高校時代から高い身体能力とともに、主軸として強い打球を打ち、プロからも注目されていた。しかし法政大に進学すると、「1年生からバリバリ活躍したかった。無理でしたけど。レベルの違いを感じました」と壁にぶつかった。
そしてようやく結果を残した4年の春、安本選手は将来について、「この春次第。とことん上でやりたい」と話した。今季は7本塁打、そして大学代表や秋のリーグ戦でも結果を残せば、プロが見えてくるかもしれない。
この日は3回に2点タイムリーヒットも打ち、打率.385でリーグ7位、打点も14でトップを走る。安本選手は、「自分でも正直びっくりだけど、もっとやれる気がする。自分にワクワクしている」と話した。この春にホームランがどこまで伸ばせるか、そしてチームの勝利に繋げられるかを注目したい。
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17年秋に慶大・岩見が5戦連発したときは「えぐい」と感じたが、その記録に並んだ。「自分でも正直びっくりだけど、もっとやれる気がする。自分にワクワクしている」。
静岡から上京した3年前。「1年生からバリバリ活躍したかった。無理でしたけど。レベルの違いを感じました」。悔しさを抱えながらも野球を続けられたのは、周りのおかげだ。「両親は良い意味で何も言わなかった。神宮でプレーをするのが恩返しと思ってました」。将来は未定だが「この春次第。とことん上でやりたい」と強調した。
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