立命大・坂本裕哉投手が完封、10球団スカウト視察し阪神は7人態勢

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立命館大の左腕・坂本裕哉投手が近畿大を相手に9回5安打7奪三振で完封勝利を挙げた。近大の村西良太との投げ合いに、阪神は7人態勢で視察を行った。

コースを狙って投げた

立命館大の坂本裕哉投手は180cmの左腕投手で148キロのストレートに、制球良く変化球を投げる投手としてプロが注目をしている。この日は近大を相手に先発すると最速は144キロながら、116球を投げて9回5安打7奪三振で完封勝利を挙げた。「冬場から近大打線のことをイメージしてきた。1人1人、どこを突いていこうとか。コースを狙って投げました」と話した。

序盤は制球に苦しんだものの、4回から8回は三者凡退に抑える坂本投手のペースとなっていく。そして9回、1アウト1,2塁のピンチとなったが、後続を内野フライと内野ゴロに打ち取り、完封勝利を挙げた。1週間前にレバーの刺身で食中毒となり、本格的に投球ができたのは3日前からという状態で「調子自体は上がらなかった」というものの、「その分丁寧に、球速とかを意識せずに投げて打ち取ろうと思ってました」と完封劇に繋げた。

この日は近大も、150キロ右腕としてプロが注目する村西良太投手が先発しており、プロ注目投手同士の投げ合いとなった。こちらは最速は147キロ、7回を投げて1失点の好投を見せたものの、坂本投手に軍配が上がった。

この日はドラフト候補同士の投げ合いという事で、ネット裏には10球団のスカウトが視察し、阪神は蔦村球団副本部長、畑山統括スカウトなど7人体制で視察、担当の熊野スカウトは「打線のいい近大相手で村西とのエース対決という中でいいピッチング」と坂本投手の好投を称賛した。坂本投手は、「プロの人がいっぱい来てるのはわかっていたんですけど、球速は意識せずに、丁寧に丁寧に球速を落としてでも、コースに投げていたら打たれないと思った」と話した。

坂本投手はオープン戦の時に見たが、変化球とストレートを織り交ぜて安定感ある投球が持ち味、プロではさらに球速アップが必要と思うが、最速は148キロも記録しており、180cm81kgという体もあることからさらに成長もできるだろう。一方、村西投手は先発でやや球速を落としながらの投球だが、リリーフとして150キロの球を投げた昨年秋の投球もあり、先発・中継ぎでプロで活躍が期待ができる。

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阪神は嶌村球団副本部長ら7人が視察した。熊野スカウトは「打線のいい近大相手で村西とのエース対決という中でいいピッチング」と評価。近大・村西も7回1失点と好投したが、それを上回った116球の完封劇だった。

1週間前、レバーの刺し身で食中毒になってしまい、夜も眠れないほどの腹痛に見舞われた。3日前から急ピッチで調整。「調子自体は上がらなかった」と振り返ったが、「その分丁寧に、球速とかを意識せずに投げて打ち取ろうと思ってました」と勝ちに徹した。

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