巨人がドラフト1位から3位まで内野手指名、門脇選手の打撃に納得せずか

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巨人はドラフト1位で金丸夢斗投手の抽選を外すと、花咲徳栄の石塚裕惺遊撃手を抽選で獲得した。また2位では浦田俊輔選手、3位でも荒巻悠選手と、上位3人を内野手指名に使った。

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「二遊間を厚めにしたい」

今季15勝の菅野投手がメジャーに挑戦することで抜ける投手の穴を埋めるとし、金丸夢斗投手を1位で指名したが、抽選で外すと高校生野手の石塚裕惺遊撃手の指名に切り替えた。水野スカウト部長は「もし外した場合はいこうと決めていました。すぐ来年というわけじゃないですけど、将来的にやってくれる選手かなと評価して。二遊間を厚めにしたいということの現場の意見がありまして、それでいきました」と話した。

また二遊間を厚めにという現場の要望により、2位でも九産大で大学屈指の守備力を持つ遊撃手・浦田俊輔選手を指名、3位では打撃タイプの上武大・荒巻悠選手を指名し、異例とも思える1位から3位まで内野手の指名となった。

阿部監督は「野手の強化というのも必要」と話し、石塚選手については「将来的には坂本勇人のようになってほしい」とポスト坂本として期待を込めたが、これについて球団関係者は「阿部監督は今季、遊撃を務めた門脇の打撃にかなりガッカリしている。坂本を三塁にコンバートして早々にレギュラー確約も、あまりにも打てなさ過ぎた」と話し、今季打率.243、21打点だった門脇選手のレギュラーとしての成績に納得しておらず、CSなどで好守備を見せたが、ポスト坂本の遊撃手はまだ流動的だという。

菅野投手の穴については、ドラフト会議では支配下で即戦力と言われる大学・社会人投手は宮原駿介投手の1人だけとなったが、それよりも優先して遊撃手を獲得したかったという。投手についてはFAや外国人での補強がこれから行われると見られ、高いレベルの投手を獲得できる見込みがあるのかもしれないが、遊撃手の人材はなかなか出てこない事もあり、ドラフト会議ではそちらを優先したのかもしれない。

ただし、それならば1位は宗山塁選手だったのではないかとも思う。浦田選手も打撃に関しては門脇選手に近い感じもあり、石塚選手は出てくるにしても少し時間がかかる。宗山選手なら打撃でも球界トップクラスになれる可能性があり、ポスト坂本として十分な選手だった。

いずれにしてもまずは石塚選手の育成と共に、浦田選手や門脇選手をどのように起用していくのかが注目される。

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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