第108回全国高校野球選手権北北海道大会の決勝が20日、エスコンフィールド北海道で行われ、クラーク記念国際のエース・佐々木俊介投手(3年)が投打に力を全力プレーを見せた。7回に右前打を放ち、マウンドでも7回途中から2回を無安打無失点。チームは白樺学園に3-7で敗れ甲子園出場は一歩届かなかったが、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)と闘う母・真弓さんが見守るスタンドの前で、闘う姿を見せた。
投打で見せた最後の意地
エースとして決勝のこの舞台までチームを引っ張ってきたエース・佐々木俊介投手は、この日は打者として存在感を示した。7回、クラークが放った5連打の2人目として右前打を放ち、反撃の口火に加わった。
そして7回途中からマウンドへ上がった。2回を無安打無失点、2奪三振と相手打線につけ入る隙を与えず、自分の投球を最後までやり切った。試合は白樺学園に3−7で敗れ、甲子園にあと一歩届かなかった。
スタンドで見守った母、初めて届けた雄姿
中学までは送迎などで全力で支えてくれた母・真弓さん(57)が、高校入学直後に難病のALSを発症した。これまで公式戦を観戦したことはなかったが、準決勝と決勝は看護師に付き添ってもらい、初めてスタンドから息子のプレーを見つめた。準決勝では劇的な延長サヨナラ勝ちを母に見せた。
この日も「今日行くから頑張って」と連絡が入り、佐々木投手は「絶対に勝って、甲子園連れて行くから」とメッセージを返して球場に向かった。結果は届かなかったが、「勝って甲子園に行ってプレーしている姿を見せたかった。悔しい結果に終わってしまったんですけど、自分の全力プレーは出せたのでそれはよかった」(スポーツ報知)と話した。
来春からは大学で野球を続ける。「大学で強くなった自分をアピールしたい」と話す。佐々木選手は、両親とチームメートに感謝し、すがすがしく高校野球に別れを告げた。
【佐々木 俊介】 プロフィール
- 氏名:佐々木俊介
- 所属:クラーク記念国際高校(3年)
- ポジション:投手
- 主な特徴や実績:クラーク記念国際のエースとして最後の夏を戦い抜いた右腕。第108回全国高校野球選手権北北海道大会の決勝・白樺学園戦では7回途中から救援し、2回を無安打無失点2奪三振と力を出し切った。打者としても7回の5連打の一角として右前打を放ち、投打で存在感を示した。高校入学直後にALSを発症した母が初めて観戦した準決勝・決勝の舞台で、最後まで全力プレーを貫いた。



クラーク佐々木大学で全国を ー スポニチ北海道版紙面





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