高校NO.1の強肩と呼び声高い堀柊那捕手がこの日、推定飛距離120mの場外ホームランを放った。高校通算14号は今年初となるホームランだった。
「上位指名もあるだろう」
三田松聖戦では2-0の7回、堀柊那捕手が打席に入ると、強いスイングで振り抜いた打球は、両翼91mのレフトポール際のフェンスを遥かに超え、外野芝生席広報の約5mの防球サクも越えていった。推定飛距離120mの場外ホームランだった。
センバツでチームを準優勝に導いた。打撃でも20打数8安打で打率4割だったが、「センバツはサッパリでした」と話す。肩についてはNO.1の声が挙がるものの、打撃の課題は指摘されていた。
この夏に向けて打撃向上に取り組んだ。この日は二塁打、単打2本と5打数4安打を記録、「今日のホームランはタイミングも完璧でした」と手応えを感じた。今年初のホームランだったが、「打てなかったのはメンタルの部分もあったし、バッティングフォームの部分もあった。前までは打てない自分を下に見ていたが、結果が出だしてから気持ちが変わった」と話した。
この日は千葉ロッテや中日など7球団が視察し、西武の渡辺GMと中日の松永スカウト部長が視察し評価した。
埼玉西武・渡辺久信GM:「走攻守、バランスがよく肩も強い」
中日の松永スカウト部長は「肩は一級品。打撃は春より良くなっている。捕手がほしい球団の上位指名もあるだろう」と評価した。
個人的には高校NO.1と評価する。中日はここ最近、高校生の強肩で打撃のある捕手を指名しており、堀選手を指名するかどうかはわからないが、これだけの肩のある捕手は貴重で、ドラフト会議では3位までには指名されるのではないかと予想する。
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