大阪桐蔭の2年生で、最速154キロを記録する186cm右腕の平嶋桂知投手が、準々決勝の大体大浪商戦で先発し、6回2失点の好投を見せた。オリックスのスカウトが来年の候補を評価する。
6月末に154キロ
平嶋桂知投手は東京出身で中学時代から注目された投手、186cmの大型右腕で大阪桐蔭では今年6月末に仙台育英との練習試合で154キロを記録していた。
この日の準々決勝で先発をすると、6回を投げて許した安打は内野安打1本のみ、6回に3四球が絡んで失点するなど課題も見せたが、威力あるストレートに変化球を織り交ぜて2失点にまとめた。
また打者としてはスイッチヒッターとして両打席に立つが、4回にはライト前ヒットを記録した。西谷監督も「打撃もいいので野手でも使いたいんですけど、この夏に限っては連戦なので、投手の方に専念させている」と話す。
視察したオリックス・谷口スカウトは「ボールが強い。来年はもっと良くなる」と話すと、中日の山本スカウトも「体があって１５０キロを超える真っすぐを投げられる。スケールがあって楽しみな投手。リリースの指先の感覚が安定してくれば、もっと良くなると思います」と評価した。おそらくエース・前田投手のチェックに来ていたと思うが、来年の候補も評価していた。
154キロ右腕だが、打撃も高く評価されている。まずはこの夏の活躍を注目しながらも、来年に向けて投打でどのように成長し、起用されているのかも注目される。
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大阪桐蔭はエース温存でも、初戦から盤石の5戦連続コールド勝ちで4強へ進んだ。今大会初先発だった2年生の平嶋桂知（かいち）が大体大浪商に内野安打の1安打しか許さず、6回2失点の好投が光った。
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