前橋商・清水大暉投手は146キロで4回5失点「悔しい部分ある」、西武GMや日本ハム栗山氏が評価

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春季高校野球では、前橋商の152キロ右腕・清水大暉投手と白鴎大足利の昆野太晴投手の直接対決があり、清水投手は打球が直撃するなど不運もあり4回6安打5失点で降板した。

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評価は変わらず

昆野太晴投手が152キロを記録し、7回を1失点に抑える好投を見せるなかで、192cmの長身から152キロの球を投げる清水大暉投手は4回5失点で降板した。「確かに悔しい部分もあるんですけど、完全に相手の方が一枚上手だと思うので。昆野くんの方が全然良いピッチャーですね」と話した。

清水投手は今野投手とは対照的に丁寧に作り上げてきたと見られるフォームでストレートを低めに集め、外角低めでの見逃し三振の球は頷くものだった。しかし「入る球がまっすぐしかなかった」と話すようにスライダー、カーブ、スプリットの制球が定まらず、ストレート頼みの投球になったが、速球投手の揃う栃木県で勝ち上がってきた白鴎大足利には、最速146キロのストレートで抑える事はできなかった。

それでも長身で大きな体だがバランスよく丁寧に、そして低めに角度をつけて投げ続けられる。昨年のような140キロ後半で浮き上がるような球はあまり見られていないが、その時の想像したイメージとは違った形で、それでもしっかりと成長していると感じた。

この日は12球団のスカウトが視察をしたが、西武の渡辺GMは「角度があるのがひとつの大きな武器。これからも追いかけていく選手」と評価し、また北海道日本ハム・栗山CBOは昆野投手とともに「2人ともタイプが違うが、これだけの素材感、本当に将来、めちゃくちゃ楽しみです」と評価した。

「直球主体で押せるピッチャーになりたい」と話した清水投手、今年のフォームでストレートのリミッターを外すとどのくらいになるんだろうと、まだまだ調整中、成長中で底の知れなさを感じさせる。それでも今年のフォームは丁寧に作り上げてきたものだと思う。昆野投手との投げ合いに思う所はあると思うが、急に変えることなくにそれほど悩まず、おそらくフォームを作り上げた時に考え抜いていると思うので、その時の結論を信じて行ってほしいとも思った。

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