夏の甲子園大会に出場するチームの主な注目選手を簡単ににまとめます。またスポーツ各紙の評価を掲載しました。
夏の甲子園出場高校一覧
表の下にチームの評価も。
地区 | 学校名 | 注目選手 | 日 刊 | ス ポ ニ チ | 報 知 | サ ン ス ポ | 中 日 ス ポ | 当 サ イ ト |
北北海道 | 白樺学園 | 188cm右腕で130キロ後半を投げる半沢理玖投手が主戦で安定していた。攻撃は大型二塁手の藤原悠楽選手が1番となり打線に火を付ける | C | C | C | C | C | C |
南北海道 | 札幌日大 | 小熊梓龍投手が130キロ後半でももっと速く感じるような球で非常に安定している。3番・林佑樹選手選手は大型の外野手で安打も打てて、4番を打つ2年の窪田洋祐選手が185cmの上背もあり投手としても144キロを記録する | C | B | B | C | B | B |
青森 | 青森山田 | 櫻田朔投手が本調子ではないが、187cmの関浩一郎投手が成長し152キロを記録した。スラッガーとして覚醒した原田純希選手以外にも對馬陸翔選手、吉川勇大選手などタレント揃い | A | A | B | B | B | A |
岩手 | 花巻東 | 2年時に147キロを投げた小松龍一投手や、技巧派左腕・葛西陸投手が本調子ではなくとも田崎晴大投手などが支え、千葉爽聖捕手が好リードする。千葉選手は打線でも4番を打ち中心 | B | B | C | B | B | B |
秋田 | 金足農 | 2年の吉田大輝選手は140キロ中盤の速球と鋭いスライダーを投げ、兄・吉田輝星投手の投球に似ている。旋風時のように打者に日替わりヒーローが出てくるか | C | B | C | B | B | C |
山形 | 鶴岡東 | 侍ジャパンU18代表候補の櫻井椿稀選手が左の先発として安定、2年の梅澤一輝投手も力強い球で抑える。3番ファーストの日下心選手が今大会もヒットを量産している。 | B | B | C | B | B | B |
宮城 | 聖和学園 | リリーフで登板する千葉桜太投手は190cmからコントロール良く投げる投手、先発の斎藤佑樹投手も安定。しかし注目は打撃で1番・三浦広大選手から始まる打線は仙台育英投手陣を攻略している | B | B | C | C | B | C |
福島 | 聖光学院 | エースの高野結羽投手がとにかく安定、145キロを記録するストレートと変化球も低めに集められる聖光学院らしいエース | B | B | C | B | B | A |
茨城 | 霞ケ浦 | 186cmの2年生左腕・市村才樹投手がゆったりとしたフォームからキレの良い球を投げて安定した投球で1試合を任せられる信頼感がある。来年が楽しみ。 | B | C | C | C | B | C |
栃木 | 石橋 | リリーフエースの入江祥太投手は180cmの右腕で130キロ後半の球を投げる。ロングリリーフもできる頼れる存在。 | C | C | C | C | C | C |
群馬 | 健大高崎 | 4番捕手の箱山遥人選手が中心、特に打撃は右の大砲として魅力十分、屈指の存在。2年生の右腕・石垣元気投手はすでに150キロ中盤を記録、左腕・佐藤龍月投手も140キロ中盤だが切れ味鋭いまっすぐと変化球を投げる。田中陽翔選手、高山裕次郎選手など打撃陣も厚い | A | 特 | A | A | A | A |
埼玉 | 花咲徳栄 | 石塚裕惺選手は高校トップクラスの遊撃手で右の大砲、逆方向に伸びるあたりも良いが、狙った時の一発の迫力はスラッガーそのもの。内野安打も多く足のある選手でもある。目黒亜門選手、生田目奏選手から石塚選手につながる中で、勝負を避けられた時の5番の2年生・田島蓮夢選手の重圧が大きそう。投手は148キロ右腕の上原堆我投手、岡山稜投手がしっかりと抑えたい | B | B | A | B | B | B |
千葉 | 木更津総合 | 184cmから146キロを投げる千葉雄斗投手はスタミナもついて安定した。石澤順平投手と2枚看板で投手陣を支える。打線は1番の庄村佑心選手と4番の井上陸選手が好選手だがその間の3番に入る羽根徹平捕手が攻守にチームの中心になっている | B | B | B | B | B | B |
東東京 | 関東第一 | 坂井遼投手は149キロまで球速を伸ばした。角度があり、鋭さを感じさせるストレートが魅力。高校通算60本塁打の高橋徹平選手も打撃では関東トップクラスで、逆方向にも外野手の頭を越えていく | B | B | B | B | B | B |
西東京 | 早稲田実 | 宇野真仁朗選手は高校通算64本塁打を打つ2番遊撃手、守備には課題があるがとにかく引っ張って強い打球を飛ばす。185cmの高崎亘弘選手もショートを守れ、4番・石原優成選手も183cm85kgでともにパワーがある。 | B | B | B | B | B | B |
神奈川 | 東海大相模 | 198cm左腕の藤田琉生投手が140キロ後半を記録し注目されている。塚本空輝投手投手と2年生で149キロ右腕の福田拓翔投手も注目。同じく2年の金本貫汰選手が4番として軸となっている。187cmの大砲・長尾幸誠選手も復活を期待したい | A | A | A | A | A | A |
新潟 | 新潟産大付 | 田中投手と宮田投手の継投で安定した試合運びをした | C | C | C | C | C | C |
長野 | 長野日大 | 1番ショートの玉井洸成選手が出塁し、準決勝の小諸商、決勝の長野俊英戦で大差をつけた。投手は山田投手の粘りがカギ。 | C | B | C | C | B | C |
山梨 | 日本航空 | 打線は春3本塁打の小林幹汰選手が4番セカンドで中心、投手は先発陣が小さなリリーフエース・柳澤拓輝投手に繋げられるか | B | B | B | B | B | C |
静岡 | 掛川西 | 右腕の高橋郁真投手と187cm左腕の増井俊介投手、そして2年の加藤瑞己投手が交代で投げて抑える。1番・田中朔太郎選手が出塁し、鈴木脩平選手、佐藤駿斗選手、4番ショートの山下陸人選手のつながりが素晴らしかった | C | B | C | B | C | B |
愛知 | 中京大中京 | 中井遥次郎投手は183cmの左腕で149キロを記録、田中投手などが継投して抑える。2年の宮内渉吾投手は193cmから149キロを投げる来年注目投手。打撃センス&パワーのある山田頼旺選手、強肩捕手の杉浦正悦の主軸コンビ迫力ある | B | B | A | B | B | A |
岐阜 | 岐阜城北 | 中本陽大投手が144キロを記録し成長、エースとして延長11回を完投するなどスタミナもある | C | B | C | B | C | C |
三重 | 菰野 | 2年中心のチームで、エース・栄田人逢投手が141キロ左腕として台頭。1番の菊地逢斗選手と3番ショートの加瀬大雅選手も来年に向けて注目 | B | B | C | B | B | C |
富山 | 富山商 | 山本心太郎投手と左腕の宝泉陸斗投手が繋いで最後の184cm遊撃手の森亮太選手が力で抑える。188cm88kgの三塁手の4番・福田敦士選手や捕手で1番の鶴田尚冴捕手もセンス十分 | C | B | C | C | C | C |
石川 | 小松大谷 | 西川大智投手と竹本陽投手の2枚看板が交互に先発し、金沢、日本航空石川、星稜にそれぞれ完投勝利をしている。田西称選手、東野達選手選手は打撃のパワーがありコンタクトもできる | B | B | B | C | B | B |
福井 | 北陸 | 竹田海士投手は148キロを記録するがリリーフで威力で抑える。先発の井黒晃佑投手は184cmの右腕で146キロを記録する2枚看板。1番・水野伸星選手が勢いづける | B | B | B | B | C | A |
滋賀 | 滋賀学園 | 184cmの大型遊撃手・岩井天史選手はプロが注目する選手で守備・打撃のセンスに注目。脇本耀士投手が140キロ前後の球で安定し投手力も高い | B | B | B | B | B | B |
京都 | 京都国際 | エースの中崎琉生選手は腕の振りが鋭い京都国際の左腕で安定。1年から出場の藤本陽毅選手も攻守にセンス見せ、奥井颯大選手、高岸栄太郎選手などの中軸が火を吹いて圧倒してきた | A | B | A | B | B | B |
大阪 | 大阪桐蔭 | 境亮陽選手、徳丸快晴選手、ラマルギービン・ラタナヤケ選手といった攻撃陣に、平嶋桂知投手、2年の森陽樹投手、中野大虎投手など戦力十分 | A | A | A | A | A | A |
兵庫 | 報徳学園 | 188cmから151キロ投げる今朝丸裕喜投手が健在、2枚看板の間木歩投手も140キロ中盤記録、1番サードの西村大和選手を起点に福留希空選手、安井康起選手、齋藤佑征選手とつながっていく | A | 特 | A | A | A | A |
奈良 | 智弁学園 | 180cm左腕の田近楓雅投手が安定しており、大型内野手なども知花琉綺亜選手なども注目 | B | B | B | B | B | B |
和歌山 | 智弁和歌山 | 197cmの中西琉輝矢投手が149キロ記録し、先発でエースとして投げる2年の渡辺颯人投手も143キロ投げて安定。1番の2年・福元聖矢選手が安打を製造し、藤田一波選手が繋いで4番・花田悠月選手へつなぐ | A | B | A | A | B | B |
岡山 | 岡山学芸館 | 143キロ右腕の沖田幸大投手が安定している、竹下柚葵選手、坂本悠樹選手の主軸の打力ある | B | B | B | B | B | B |
広島 | 広陵 | 高尾響投手はまたスタイルを変えて緩急をつけて抑える投球に、只石貫太捕手の攻守のセンスとパワーも注目。他にもポテンシャルの高い選手がそろう | A | A | A | A | A | A |
鳥取 | 鳥取城北 | 石黒尚選手選手が4番捕手で中心、田中投手と2年の鈴木欧音投手の継投で粘り勝つ | C | B | C | C | C | C |
島根 | 大社 | 左腕の馬庭優太投手がキレの良い速球の左腕、三振を奪う力がある。1番・藤原佑選手選手の打撃センスと足にプロ注目、ショートの藤江龍之介選手も好選手 | C | C | C | C | C | C |
山口 | 南陽工 | 2年生の阿部和希投手が130キロ後半の速球投げエースとして安定、スタミナも十分。打撃でも5番を打つ。 | C | C | C | C | C | C |
香川 | 英明 | エースの143キロ右腕・清家準投手が変化球もよく安定、1番・鈴木昊選手の俊足、3番・百々愛輝選手の選球眼&センスなど注目、190cm2年・植上大雅投手も登板 | B | B | B | B | B | B |
徳島 | 鳴門渦潮 | 145キロ右腕の岡田力樹投手がエースとして4番として投打の中心 | B | C | B | B | C | C |
愛媛 | 聖カタリナ | 190cmの有馬恵叶投手が140キロ前後のストレートに角度がありプロも注目している。左腕・寺井凌大投手と右腕・菊地吏紗投手も場面場面でしっかりと抑える | C | C | C | C | C | C |
高知 | 明徳義塾 | ショートの山畑真南斗選手はU18代表候補、4番・竹下徠空選手を中心に高橋龍成選手、長谷川烈央選手が主軸を務めるが、2年の藤森海斗選手が台頭 | B | B | B | B | B | B |
福岡 | 西日本短大付 | 185cm85kgの村上太一投手がリリーフで140キロ台の速球で抑える。4番・高峰駿輝選手は長打力がある | B | B | C | B | B | B |
佐賀 | 有田工 | 春までベンチ外だった石永煌希投手が背番号1を取りチームを甲子園に導いた | C | C | C | C | C | C |
長崎 | 創成館 | エースの村田昊徽投手が143キロの速球とスライダーを織り交ぜて安定した投球をみせる | C | C | B | B | B | C |
熊本 | 熊本工 | 廣永大道投手は146キロ右腕でリリーフで登板する 前田愛斗投手や2年の山本凌雅投手など支え、菊山敬紳選手が小柄だが20本塁打超の4番打者 | B | B | B | B | B | B |
大分 | 明豊 | エース・野田皇志投手が144キロの速球投げ安定、U18候補の石田智能選手、高校通算19本塁打の芦内澄空選手など注目選手多い | B | A | B | A | B | B |
宮崎 | 宮崎商 | 中村奈一輝選手は182cmの大型遊撃手で長打力と50m5秒台の足、145キロ投げる強肩に注目、上山純平選手選手も二刀流の好選手 | B | B | C | C | C | C |
鹿児島 | 神村学園 | 正林輝大選手はセンバツで一発放ったスラッガー 今村拓未投手もダイナミックなフォームから140キロ超投げる左腕投手など注目選手多い | B | B | A | B | B | B |
沖縄 | 興南 | 田崎颯士投手は149キロ記録する左腕投手として注目 | B | B | B | B | B | B |
各紙の評価と当サイトの評価
Aランク以上がスポーツ紙で5紙並んだのが、健大高崎、東海大相模、大阪桐蔭、報徳学園、広陵の5校。
健大高崎と報徳学園はセンバツでの実績もあり、投手は150キロ超を投げ、打線も注目選手が並ぶチーム。大阪桐蔭も春から夏にかけてあまり目立たなかったが、じっくりと選手が成長している雰囲気で、平嶋投手、森投手などの投手陣は大会屈指、打線も注目選手が並ぶ。らしくないエラーが出なければ優勝候補NO.1だろう。
広陵も高尾投手が最後まで投げ抜くための投球をしており、只石捕手など打線の援護があれば勝ち上がれる。東海大相模は藤田投手が球速がアップし、2年の福田投手との速球コンビはなかなか打てるものではないが、夏はもともとは評価がそれほど高くなかったことや夏は投手が持たずに打線の強さ勝負となる所もあるため、打線の奮起が欠かせない。
Aランクがついた高校は青森山田(2)、花咲徳栄(1)、中京大中京(1)、京都国際(2)、智弁和歌山(3)、明豊(2)、神村学園(1)となった。
智弁和歌山は昨夏初戦敗退から、強豪がそろう和歌山を勝ち抜いた。先発の2年生・渡辺投手がどれだけ投げられるか、サポートできるかが鍵となる。青森山田は関投手が150キロを越えてきたが、櫻田投手が復調するか。打線は原田選手が威力を見せる。京都国際はエース左腕・中崎投手のできと1年から甲子園出場の藤本選手の活躍が必須。
花咲徳栄は目黒選手、生天目選手、石塚選手の並ぶ打線がすごいが、上原投手と岡山がどこまで持つか。中京大中京は中井投手と2年・宮内投手が140キロ後半を投げ、山田選手などもよく東海大相模とチーム力は同じくらい。宮内投手が復調できるか。神村学園は左腕エースの今村投手が安定し、正林選手など打線が援護できるか。
その他では、札幌日大は小熊投手の投球が素晴らしく打線が勢いに乗れば。花巻東は1年生など打線に迫力があり、田崎投手が踏ん張ったが小松投手と葛西投手が甲子園の経験を活かせるか。金足農は2年の吉田投手が奮闘するが、準優勝時のように日替わりヒーローが誕生するか。鶴岡東はU18候補の桜井投手のできが鍵。聖光学院は高野投手が安定感があり、打線も聖光学院らしい粘りを見せる。
木更津総合は地道に力を伸ばして来たチームでまだ全容を現していない感じもする。投打に力のある選手がそろう。関東第一はリリーフの坂井投手と主砲の高橋選手は大会トップクラス。高橋選手が勝負されるか。早稲田実も宇野選手が走攻で活躍する。投手陣にさらなる成長が見られるか。日本航空は小林選手が鍵で結果をだせ、先発が踏ん張って柳澤投手につなげるか。
掛川西は2年生も力を伸ばして勝ち上がって勢いがある。小松大谷は西川投手と竹本投手も2枚が好調で安定している。田西選手、東の選手の攻撃陣もかなりの強さを持っている。北陸は井黒投手と竹田投手は大会屈指の投手。水野選手から始まる攻撃陣が援護できるか。
滋賀学園は岩井選手が注目されるが、脇本投手も非常に良い投手。智弁学園は田近投手のでき次第。岡山学芸館も沖田投手がどれだけ粘れるか、打線は強い。英明は相手投手を攻略する足を使った攻撃ができるので清家投手の粘り次第。明徳義塾はU18候補の山畑選手や2年生・藤森選手の台頭などがあり、馬淵監督が自信をのぞかせているが元々は評価はそれほど高くなかった所もあり、投手がどれだけ抑えられるか。
西日本短大付は村上投手に力がある。打線が奮起できるか。熊本工は前田投手、2年の山本投手が頑張ったがリリーフの廣永投手が復活できるか。宮崎商は中村選手が投手としても投げ続ければ勝ち上がれるかもしれない、興南はエース・田崎投手が大会屈指の左腕投手で、打線が粘って1点を相手に上回れるか。
当サイトとしては優勝が大阪桐蔭、準優勝が青森山田と予想します。
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