夏の高校野球埼玉大会の注目選手です。ドラフト1位候補の遊撃手や、将来大学などを経て注目選手になりそうな選手もたくさんいる。ドラフト注目度A。
注目選手
花咲徳栄の石塚裕惺選手は181cm81kgの大型遊撃手で、守備が格段に向上した。横の瞬発力などはあまりないと思うが、足を使ってスローイングまで流れれいく守備は確実にアウトを取る形の上手い遊撃手。また右打席からの痛烈な打球は凄まじく、木製バットでもそれを見せた。広角に打てる巧みさとものすごい音で打球が飛んでいく破壊力を持つ。
昌平の山根大翔投手は181cm82kgの左の外野手で、投手としても140キロ左腕だが、外野手としてのバックホームは上のレベルでもなかなか見られない送球。打撃や投手としての粗さはあるが素材は十分。
大宮東の冨士大和投手は186cmの左腕投手で最速は144キロ、スリークォーターの腕の位置からキレの良い球が魅力だが、高めが多かったり思ったように球速が出てなかったりとまだ素材という感じ。それでも高身長で中の筋肉が強そうな所からも、将来はあっと言わせるような球を投げるのではないかと思う。
細田学園の山崎豪琉捕手は181cm85kgの大型選手で、二塁送球は1.86秒を記録し複数球団のスカウトが視察をしている。打撃も柔軟に対応できる所があり、更に可能性を見せたい。
その他の選手
花咲徳栄は176cm85kgの右腕・上原堆我投手が148キロを記録し、力を伸ばしてきた。181cm80kgの岡山稜投手も経験を多く積んでおり、更に開花を見せたい。打線では3番・生田目奏選手、4番・石塚選手、5番の2年生・田島蓮夢選手の破壊力が凄まじい。目黒亜門選手や、関東大会で石塚選手の代わりに出場してホームランを放った横山翔也選手などもいる。
浦和学院は1年時から期待されてきた三井雄心選手が3年となった。個人的にはもっと注目選手になっていてほしかったという所だが、打席での迫力と強い打球をさらに伸ばしたい。打撃センスの良い月山隼平選手などの3年生に、1年時でショートを守った石田陽人選手、4番を打った西田瞬選手、強打の藤井健翔選手に、1年の金谷隆乃助選手も攻守に素質を見せている。投手では山崎拓海投手が150キロを記録し、140キロ右腕の鈴木由馬投手、速球派左腕の2年生・岡部修弥投手などがいるが、誰が柱となっていくか。
昌平は石井晴翔投手が178cm87kgの左腕で140キロを記録しエース格になった。185cm90kgの期待の佐藤立羽投手が143キロ、180cmの鈴木耀斗投手が146キロを記録するなど素質を持った選手がたくさんいる。そして2年の櫻井ユウヤ選手はすでに高校通算26本塁打を放っており、来年注目のスラッガー。
山村学園は西川歩投手がプロ志望の覚悟を決めて成長、171cm68kgと大きくない左腕投手だが146キロのストレートはいろいろな要素が詰まっていて打ち崩せない球になっている。打撃で埼玉トップクラスの田中大貴選手も相手投手のレベルを苦にせずに結果を残し、2年生の横田蒼和選手もショートを守り、打撃でもトップクラスのものを見せた。
上尾は飯島恒太投手が181cm69kgの左腕投手で、球速は130キロ台前半だがしなやかな腕の振りからスライダー、チェンジアップなどを投げる。更に上に行くために力を増したい。藤村美輝選手は二刀流だが、投手として145キロを記録し、リリーフで三者三振を奪う。
川口市立は180cm85kgの宇田川健投手が130キロ後半の速球を投げる。兄は侍ジャパンの宇田川優希投手でポテンシャルを持つ。毛利元春投手は176cmの右腕で138キロを記録、毛利元就の末裔でスライダーで空振りを奪うなどクレバーな投球を見せる。4番の西澤剛選手は184cmの左の強打者でチャンスに強い。
立教新座は野川拓真投手が181cmの右腕で142キロを記録、松岡啓太投手も球威がある。元ベイスターズの川村丈夫投手の子息・川村太壱選手はスイングスピード150キロを超す1番バッター。俊足巧打の小板橋望和捕手も主力。広角に鋭い打球を打つ村岡伸之佑選手もいる。
熊谷商の中村謙吾投手は183cm84kgの大型右腕で145キロを記録しプロも注目する。西武台の大竹悠太投手は178cm78kgの右腕で144キロ、フォーク・スライダーを使って抑える。武南高の藤田平良投手も躍動感あるフォームから強いストレートを投げる。
埼玉栄の倉田陽人選手は178cmの捕手で二塁送球が1.8秒台を記録、神宮で注目されそう。春日部共栄の平尾拓翔選手は4番サードでチームの柱、本多監督に最後の夏をプレゼントしたい。東農大三の長島颯選手は1年からショートのレギュラーで出場しており、木製バットでホームランを放っている。久喜工の山田大誠選手もいろいろなポジションを守っている。
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